先生に「少し気になります」と言われた親へ
「少し気になる様子があって……」
先生がそう言った瞬間、心臓がヒヤッとしませんでしたか。
一瞬、時間が止まって。
それから、頭の中がぐるぐる回り出す。
「気になるって、どういうこと?」
「うちの子、他の子と何か違うの?」
「今まで気づかなかった私が悪いの?」
そのまま「はい」「そうですか」しか言えなくて、詳しく聞き返せないまま面談が終わる。
帰り道、子どもの手を握りながら、何度もその一言だけが頭の中でリピートする。
家に着いても、上の空。ごはんを作りながらも、お風呂に入れながらも、ずっとそのことばかり考えている。
夜、子どもが寝たあと、スマホで検索する。
「発達障害 3歳」「グレーゾーン 特徴」「様子見 いつまで」——気づけば何十回も、同じような言葉を打ち込んでいる。
分かります。突然言われても、気持ちも理解も追いつきませんよね。
「まさか自分の子が」なんて、これまで一度も思ってもみなかったはずです。
保育士として6年、小学校の教員として5年、現場で子どもたちを見てきました。
そして私自身も、発達障害の当事者です。2人の子どもを育てる、いち親でもあります。
だから、「気になります」と言われたときの、あの心臓がヒヤッとする感覚も、頭が真っ白になる感覚も、正直かなり分かるつもりです。
この記事を読んでいる、あなたへ
まず伝えたいことがあります。
あなたは、一人じゃありません。
「気になります」と言われて動揺するのは、あなたが心配性だからでも、子育てに自信がないからでもありません。
我が子のことを、誰よりも真剣に考えているから、揺れるんです。
そしてもう一つ。
「気になる」と言われたその日から、人生が全部決まってしまうわけではありません。
今はまだ、何も確定していません。何も、終わっていません。
でも、「じゃあ具体的にどうすればいいの?」というところが、実は誰も教えてくれない。
ネットで検索しても、不安を煽る情報ばかり出てきて、余計に苦しくなる。経験談も、苦しそうなもの・不幸せそうなものばかりが目につきませんか。
この記事では、
先生の「気になります」に、どう向き合えばいいのか
先生に何を、どうやって聞けばいいのか(明日から使える聞き方です)
家庭で今日からできること
を、現場を11年見てきた立場と、当事者の親としての立場、両方からお伝えします。
先生を悪者にする話でも、「様子を見ましょう」で終わる話でもありません。
今日、面談室を出たあなたが、次に何をすればいいか。そこまで一緒に考えていきます。
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