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📘①未来型サイクルレース HOKKAIグランプリ‼︎函館編


第一話 スタートラインは函館!



登場人物

🔴カケル(主人公)

 15歳。元気とひらめきで勝負する天才肌。北海道生まれ。
 地元の歴史やグルメにも詳しく、クイズも得意。
 口ぐせは「やってみなきゃわかんないだろ!」

🔵ハヤト(ライバル)

 15歳。都会から引っ越してきたスピード命のレーサー。
 常に冷静で、無駄が嫌い。
 「計算通り」が信条。

🟡ミサト(恋仲ライバル)

 15歳。カケルと幼なじみ。負けず嫌いで、レースも恋も全力。
 「勝った方がデート権!」と、しょっちゅう勝負をふっかける。

🟢シュン(弟キャラ)

 13歳。カケルの後輩でチームメイト。
 一見頼りないけど、知識量は百科事典級。
 クイズ問題はお手のもの。

🟣ダークチーム

 全国からやって来た謎の強豪チーム。最新マシンと裏ワザで勝ち進む。
 リーダーは正体不明の「ブラックウルフ」。


物語の始まり港町・函館

青く輝く津軽海峡、その向こうにはうっすら本州の山影が見える。
赤レンガ倉庫群は朝日を浴びて金色に染まり、海風が旗をバタバタと揺らしている。

広場には巨大なスタートゲート。
ゲート上部に光る文字――「HOKKAIグランプリ 開幕!」

観客席は超満員。スマホを掲げて選手の姿を撮る人、グッズを振り回す子どもたち、テレビ中継用のドローンが空を飛び回っている。
実況の声が響いた。

「さあ、今年もやってきました! 北海道一周・未来型サイクルレース!
スタート地点はここ、函館港です!」



カケルはスタートラインに立ち、目の前の海を一瞬だけ見つめた。
「やっとこの日が来た…」

ハヤトが横で笑う。
「今年は計算通りに勝たせてもらうぜ、カケル。」

ミサトはツインテールを揺らして挑発する。
「ふふん、勝ったらカケルと夕食デートだから、よろしくね♡」

「そ、それルールに入ってないだろ!」
カケルは顔を赤くしながらも、負けないと心に誓う。



その時、観客がざわめいた。
黒いレーシングスーツに身を包んだ4人組がゆっくりとスタート位置に入ってきた。
中央の男――仮面の「ブラックウルフ」は、じっとカケルたちを見ている。
その視線は、獲物を狙う狼のように鋭かった。

シュンが小声で言う。
「兄ちゃん…あの人、どこかで見たことあるような…」



スタート!

「選手の皆さん、準備はよろしいですか!」
司会の合図で、上空に巨大なホログラムサイコロが現れる。

実況が熱く叫ぶ。

「このレースはサイコロの目で行き先が決まるリアル双六方式!
止まった土地でクイズに正解すればブースト! 間違えばペナルティ! 運と実力の総力戦です!」

「第一投は…カケル選手!」

カケルはハンドルを握り直し、深呼吸。
「よーし…札幌まで一直線だ!」

タッチパネルに指を弾くと、サイコロが青空の中でくるくると回転――**「3」**の目で止まった。

《移動先:長万部(おしゃまんべ)》

ゲートが光り、カケルとマシンが光の粒となって消える。
一瞬後、海辺の町にワープした。


長万部の風


潮の香り、駅前の通り、そして遠くに見えるカニの巨大オブジェ。
空中にクイズボードが浮かび上がった。

【問題】
この町の有名駅弁は何でしょう?

A:いかめし
B:カニめし
C:うに丼

カケル
はニヤリと笑った。
「Bのカニめし! これは外せないだろ!」

正解音と同時に、マシンのタイヤが金色に輝く。
観客の歓声が湧き上がる――ブースト1.5倍を獲得!



その頃、函館港に残ったブラックウルフが低くつぶやく。
「札幌まで飛べ。“ワープカード”を使う。」


ダークチームはすでに、次の一手を打っていた――。



次回予告

「二日目、札幌で罠が待つ!」

⬇️こちらにワープ‼︎

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