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AIと喧嘩してPCを叩き壊す前に読んでほしい、画像生成のコツ


私は会社員として働きながら、副業で動画を作っている。

残業もある。
帰宅した時点で、もう何もしたくない日もある。

それでも締切は待ってくれない。

そんな私の制作で、最大のボトルネックになっていたのが画像生成だった。

画像生成が途中で止まる。
1枚ずつ作ってと言ったのに、勝手にコラージュになる。
同じ指示を何度も繰り返して、謝罪ループ。
新しいチャットを何度も作り直す。

それでも指示を聞かない。

仕方なく1枚ずつ生成する。
1枚完成するたびに確認して、次の画像を頼む。

時間が溶けていく。

私は何度も、PCを叩き壊しそうになった。



結論から言うと、1枚ずつ頼むのをやめた


私がやめたのは、通常のチャットで画像を1枚ずつ作ってもらう方法だった。

代わりに、ChatGPTの新機能「Work」を使って、

  1. 台本をカットごとに整理する

  2. 必要な画像を順番に生成する

  3. 画像に分かりやすいファイル名を付ける

  4. 制作内容をスプレッドシートにまとめる

  5. 生成した画像をZIPにする

ここまでを、最初から一つの仕事として渡すようにした。

画像が1枚完成するたびに、私が戻って次の指示を出す必要はない。

途中で止まらないか、ずっと画面の前で見張る必要もない。

最初に仕事を渡したら、あとは待っていればいい。

私にとっては、何時間短縮できたというレベルではなかった。

日数単位で、制作時間が変わった。

そして何より、AIと喧嘩しなくてよくなった。



AIを使っているのに、私がずっと働いていた


これまでの私は、台本を渡してカットを分けてもらい、必要な画像を順番に作ってもらっていた。

うまくいかなければ修正を頼む。
途中で止まれば続きを促す。

必要な条件も、かなり細かく伝えていたつもりだった。

縦長。
文字なし。
1枚につき1場面。
コラージュ禁止。
人物を勝手に増やさない。
指定した順番で作る。

それでも、少し長い指示になると一部が抜ける。

頼んでいない比較画像が出てくる。
複数の場面が1枚に詰め込まれる。
途中まで生成して、そのまま止まる。

失敗するたびに禁止事項を追加した。

けれど、新しいチャットを作れば、また最初から説明し直しになる。

1枚できたら確認する。
次を頼む。
違っていたら修正を指示する。
途中で止まったら続きを促す。
謝罪を読んで、もう一度同じ指示を書く。

AIを使っているはずなのに、私はずっと横について進行管理をしていた。

自動化どころか、AIの世話をする仕事が増えていた。

私が欲しかったのは、丁寧な謝罪文ではなかった。

最初に伝えた指示を守ること。
途中で投げ出さないこと。
そして、最後まで仕事を終わらせることだった。

ChatGPTの「Work」とは


ChatGPT Workは、2026年7月に発表された新しい機能だ。

通常のチャットが、質問や相談をしながら会話形式で進めるのに向いているのに対して、Workは、複数の工程を含む仕事や、完成物まで作る作業に向いている。

文書、スプレッドシート、画像などを扱いながら、最初から最後まで仕事を進めてもらえる。

私の場合は、これまでChatGPTと何度も画像制作についてやり取りしていたためか、画面上に「こんなワークを作りませんか」と提案が表示された。

ただし、どのような条件でこの提案が表示されるのか、すべての利用者に同じ提案が出るのかは、私には分からない。

私はその提案をきっかけに、これまで1枚ずつ進めていた画像制作を、一つの工程として組み直してみることにした。



Workに何を任せたのか


私がWorkに渡したのは、単なる画像生成用のプロンプトではない。

画像を作る前後も含めた、制作の流れ全体だ。

まず、動画の台本をカットごとに分ける。

それぞれのカットについて、

  • どのセリフに使う画像なのか

  • どんな場面を作るのか

  • 人物を入れるのか

  • どんな構図にするのか

  • 画像生成用の指示

  • Runwayで動かす場合の指示

  • Canvaで使う場合の指示

  • 完成後のファイル名

などを一覧表にする。

その一覧に沿って、必要な画像を順番に生成する。

生成した画像には、どのカットで使うものか分かる名前を付ける。

最後に一覧表をスプレッドシートにまとめ、生成画像をZIPにしてもらう。

ここまで終わって、ようやく私は動画編集に入れる。

以前は、この工程を一つずつ私が指示していた。

今は、最初にまとめて渡している。

大事だったのは、プロンプトより工程だった


もちろん、画像生成の指示は大事だ。

縦長。
文字なし。
1枚1場面。
コラージュ禁止。
人物を勝手に増やさない。

こうした条件を明確にしなければ、欲しい画像にはなりにくい。

でも、それだけでは足りなかった。

どんなに詳しいプロンプトを書いても、1枚ずつ会話しながら作っていたら、私はずっとその場にいなければならない。

本当の問題は、画像を生成する速度ではなかった。

AIが止まるたびに続きを促す。
構図が変わるたびに戻す。
同じ禁止事項を何度も書く。
謝罪文を読んで、また同じ指示を出す。

このやり取りそのものが、私の時間と気力を奪っていた。

必要だったのは、さらに長くて完璧なプロンプトを書くことだけではなかった。

どこから始めるのか。

どの順番で進めるのか。

何をしてはいけないのか。

最終的に、どの状態まで仕上げるのか。

仕事の始まりから終わりまでを、先に決める必要があった。

画像生成を「AIとの会話」ではなく、「制作工程」に変える。

私にとっての答えは、これだった。

まず、自分の作業を全部書き出す


同じようにAIとのやり取りで消耗しているなら、最初にすることは、自分が普段行っている作業を書き出すことだ。

例えば画像制作なら、

  • 台本を確認する

  • カットを分ける

  • 必要な画像を決める

  • 画像生成用の指示を作る

  • 画像を生成する

  • 失敗した画像を作り直す

  • ファイル名を付ける

  • 一覧表に記録する

  • 画像をまとめる

  • 動画編集ソフトに読み込む

というように、作業を順番に並べてみる。

そして、毎回同じように行っている部分を探す。


その部分をまとめて、

「この順番で、ここまで完成させてください」

と、仕事の終点まで渡す。

私が変えたのは、そこだった。

AIに1枚ずつお願いするのではなく、最終的に何が完成すれば仕事が終わりなのかを先に伝える。

それだけで、AIとの会話に使う時間は大きく減った。

Workを使えば、何でも完璧になるわけではない


もちろん、Workに任せれば、何でも自動的に完璧になるわけではない。

私は今のところ、3本ほどの動画制作で使っている。

実際に使いながら、少しずつ改良しているところだ。


一覧表にはどんな項目を入れると便利か。

ファイル名はどう付ければ、あとから迷わず使えるか。

どの禁止事項を最初から固定しておくか。

RunwayやCanvaで使うことまで考えるなら、どんな情報を残しておくべきか。

実際の制作で困ったことを、一つずつ工程に反映している。

それでも、画像を1枚ずつ頼み、そのたびに私が確認していた頃とは、負担がまるで違う。

以前は画像生成だけで何日もかかっていた。

今は、Workに仕事を渡して待っていれば、画像生成だけでなく、一覧表の作成、ファイル名の整理、ZIP化まで一気に進む。

作業中、私は別のことができる。

会社に行っている間に任せることもできる。

何度もチャットを開いて、続きを頼む必要もない。

時短だけではなく、AIに注意を向け続けなくてよくなったことが大きい。

私のワークをそのまま使っても、たぶん合わない


今使っているワークは、私の動画制作に合わせて少しずつ育ててきたものだ。


台本の形式。

必要な画像の数。

人物やキャラクターの設定。

ファイル名の付け方。

一覧表に入れる項目。

RunwayやCanvaとの使い分け。

こうした条件は、作る動画や使う人によって違う。

そのため、私が今使っている形をそのまま他の人が使っても、うまく噛み合わない部分が多いと思う。

だから大事なのは、私とまったく同じワークを作ることではない。

自分が毎回行っている作業を見つけて、自分の制作に合った工程を作ることだ。

どこで時間が止まっているのか。

何度も繰り返している指示は何か。

自分が画面の前にいなければ進まない作業は何か。

最後に、どんな状態で受け取りたいのか。

そこを整理してWorkに渡せば、自分専用の制作工程に近づいていく。

利用前に知っておいてほしいこと


私はChatGPT Plusの有料プランを利用している。

私がこの記事で紹介しているWorkも、Plusの環境で使用している。

Workは無制限に使えるわけではなく、実行するとプランに含まれるエージェント機能の利用枠を消費する。

その利用枠を使い切ったあとは、対象者には追加クレジットを購入する選択肢が表示される場合がある。

追加クレジットを購入しない場合は、利用枠が回復するまで待つことになる。

また、自分で自動チャージを有効にしている場合を除き、利用枠を超えただけで勝手に追加クレジットが購入される仕組みではない。

ただし、利用できるプラン、利用枠、追加クレジットの条件、リセット時期などは、利用者のプランや提供状況によって異なる可能性がある。

私自身も、Plusで具体的に何回使えるのか、いつ利用枠が回復するのかを、事前に確認できる場所は見つけられていない。

そのため、実際に使う際は、自分の画面に表示される利用条件や購入案内を確認してほしい。


私は利用枠を無駄に消費しないために、

  • 相談

  • アイデア出し

  • 台本の確認

  • 構成の検討

  • 文章の修正

などは通常のチャットで行っている。

そして、

  • 画像の一括生成

  • スプレッドシートの作成

  • ファイル名の整理

  • ZIP化

など、まとめて完成させたい実作業だけをWorkに任せている。

副業に使える時間も、気力も限られている


本業が終わったあと、毎日元気に副業ができるわけではない。

疲れている日もある。

パソコンを机まで持ってくることすら、しんどい日もある。

そんな中で、AIとの終わらない会話に時間を使っている余裕はない。

私が欲しかったのは、AIと上手に仲良く話す方法ではなかった。

疲れている私の代わりに、決めた工程を最後まで進めてくれる仕組みだった。


欲しいのは謝罪文ではなく、完了報告。

そのためには、AIにもっと丁寧にお願いし続けるより、AIが最後まで進められる仕事の形を先に作った方がいい。

まずは、自分が毎回行っている作業を、最初から最後まで書き出してみる。

そして、その中にある繰り返し作業を、一つの工程としてまとめてみる。

少なくとも私の場合は、それだけで画像生成のボトルネックが大きく変わった。

何時間ではなく、日数単位で。

そして、PCを叩き壊したくなるほどAIと喧嘩していた時間ごと、減らすことができた。

正直、私の記事はほとんど人の目に触れていない。

だから、ここまで見つけてくれたあなたは、少しラッキーなのかもしれない。

今よく見かける「AIを使った自動化」は、複数のサービスを組み合わせたり、それぞれに課金したりするものが多いように感じている。

もちろん、お金をかければできることは増える。

でも私は、生きていく上でどうしてもお金が足りなくて、副業をしている。

お金を出して、楽を買える立場ではない。

だからこそ、できるだけ少ない出費で、今使っているものの中から、どうすれば自分の作業を軽くできるかを考えてきた。

もし同じような境遇の誰かに届いて、同じようにしんどい人が、ほんの少しでも楽になれたら、とても嬉しい。


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