なぜ人は本人の言葉より他人の評価を信じるのか

みなさんは、誰かが自分で

「私は仕事ができます」

と言っているのを聞いて、

そのまま信じたことはあるでしょうか。

おそらく多くの人は、

「本当かな?」

と思うのではないでしょうか。

しかし同じ人について、

第三者から

「あの人は本当に仕事ができるよ」

と言われると、

急に信頼できるように感じることがあります。

実は心理学には、

「ウィンザー効果」と呼ばれる考え方があります。

これは、自分自身が発信する情報よりも、

第三者から伝えられた情報の方が信頼されやすいという心理効果です。

例えば、お店の広告で

「当店は地域で一番です」

と言われても、

少し疑ってしまうことがあります。

ですが、

実際に利用した人が

「ここは良かったよ」

と言っているのを見ると、

信頼できるように感じます。

インターネットで商品を買う時に、

口コミを確認する人が多いのも同じ理由だと言われています。

私たちは無意識のうちに、

本人の言葉よりも第三者の評価を参考にしているのです。

考えてみると、

これは仕事や人間関係でも同じかもしれません。

例えば職場で、

自分の頑張りを一生懸命アピールしても、

なかなか評価につながらないことがあります。

一方で、

周りの人から

「あの人はいつも丁寧だよね」

「あの人がいると助かるよね」

と言われる人は、

自然と信頼を集めていることがあります。

もちろん、

自分の成果を伝えることも大切です。

ですが、

本当に評価される人は、

自分で評価を作るのではなく、

周りの人が評価を語ってくれる人なのかもしれません。

私はこの話を聞いた時、

信頼とは説明するものではなく、

積み重ねるものなのだと思いました。

どれだけ自分で良いことを言っても、

行動が伴わなければ信頼にはつながりません。

反対に、

日々の仕事や人との接し方を大切にしていれば、

その姿を見ている人がいます。

そして、その人たちの言葉が、

自分の評価につながっていくことがあります。

SNSでも同じです。

自分で

「私はすごいです」

と言うより、

周りの人が

「この人の話は参考になる」

と言ってくれた方が、

はるかに説得力があります。

だからこそ、

信頼されたいと思った時は、

自分を大きく見せることよりも、

日々の行動を大切にすることが近道なのかもしれません。

ウィンザー効果は、

人は何を言うかだけではなく、

誰が言うかによって受け取り方が変わることを教えてくれます。

そして本当の信頼は、

自分で作るものではなく、

周りの人との関わりの中で育っていくものなのかもしれません。


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