読書放浪記 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる 成田祐輔著
”瀕死の民主主義(資本民主主義)を追い詰める「黒船」を自分たち自身で作り出せるかが問われている。”
新書の内容としては、難解であり要約しても難しいが、何故か魅了され読み耽ってしまう、不思議な魅力に満ちた本書を読本して頂きたい。
というのも最近の政治に対する関心が高まる一方、ベクトルを失った民衆の暴動と悪政、外国人の流入から企業の買収、ライフラインの民営化は、明治維新の黒船来航と似て非なる様相を呈する。
自分たち自身で作り出す「何か」が必要な時代に入ったことは疑えない。
それには先ず夢や理想(思想)が必要だ。
吉田松陰の言葉になるが、夢なき者に理想なき。理想なき者に計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし。その夢の実現と理想(思想)こそ、成田祐輔の考える構想にヒントがあるのでないかと思う。
本書の結論を、一文でまとめたら、「無意識データ民主主義」となる。
少し具体的に説明すると、
1.民意データに基づいて、各政策領域・論点ごとに人々が何を大事にしているのか、どのような成果指標の組み合わせ・目的関数を最適化したいのかを発見する。エビデンスに基づく目的発見。
2.1.で発見した目的関数・価値基準に従って最適な政治的意思決定を選ぶ。この段階ではエビデンスに基づく政策立案に近く、過去に様々な意思決定がどのような成果指標に繋がったのか、過去のデータを基に効果検証することが実行される。
構図として、
『無意識的民主主義=エビデンスに目的発見+エビデンスに基づく政策立案』
となる。
簡単に言えば、
選挙なしの民主主義となる。
これはアルゴリズム技術の応用で簡単に、選挙なし民主主義は、実践可能であるという。
そして、政治家はネコになる。(誰でも良いとうこと。)
そして上記の構図に則り、無意識的民主主義は可能となる。
まるで映画マトリックスが到来する前夜のような構想である。
しかしこのような斬新な構想を誰も考えてきたことはないだろう。
夢や理想という点に於いては、革新的で革命的に私は思える。
いっそのこと日本だけでも、無意識データ民主主義を採用してみたらどうか?
現代の政治家は黙っていないだろうか。
本書に書かれている通り、資本民主主義にとって本来の民主主義は維持できない。
何故なら、資本主義は自由競争であり、格差がはっきり分かれる。
民主主義は、その負け組による権利の復権でもある政治的機能として存在する。
しかし政治家は、資本主義社会の勝ち組であり、政治家になるにも経済力や社会的地位は必要なのだ。
仮に能力のみでのしあがったとしても、その能力さえ経済力や社会的な地位の高い親の存在によって一流の教育を受けられるかどうかの格差が存在している。
そしてこれから益々格差が広がる。
少子高齢化で日本人は減っていく。
海外の移住者(外国人)が日本の覇者になる日は近い。
YouTubeやsnsで、ロシアや中国、北朝鮮の帝国主義を思わせる言動や侵略戦争が目に余る。ジェノサイドや臓器売買、非人道的行動は、日本でも増えつつある。
韓国では、毎年7万件の行方不明者が多発している。
中国人の無ビザ入国が国会で決まった矢先のことである。
日本はどうか?同様のことが国会で決まりつつある。
宮城県の選挙が盛り上がっていた。
水道局の民営化やソーラーパネルの増設に対する抗議運動を兼ねてのことだった。
結果、投票率が、47%しかなかった。
和田政宗さんは頑張っていた。
悪政を変える為の選挙だったからだ。
資本民主主義では何も変わらないとがっかりした。
そしてこれから日本が日本ではなくなる。
外国人がどんどん入ってくるからだ。
海外の人が全て悪いわけではないが、韓国で起きていることが日本でも起きない保証はない。
アメリカもヨーロッパも難民受入れを拒否した。
自分の子供が拉致され、妻がレイプされ、水も飲めなくなって始めて選挙率が上がるだろうか?いやもう遅い。我々は次フェーズに向かっている。
私たちは夢を語らねばならない。
それこそが、瀕死の民主主義を救う道だからだ。
明治維新で黒船来航後に誰が同様の黒船を作ろうと構想しただろう。
それは我々日本人である。
今更、誇りをもって生きようなど言わない。
諦めて死のうなども言わない。
しかし今は昔と違う。
成田祐輔さんの構想は、明治維新では実現出来なかった。
我々は、その可能性を最大化する遊び場に立っている。
そのヒントを本書を読んで語り合おうではないか。
