誰も語らない手術ロボット導入決定プロセスー現場の外科医が見抜いた本質的裏ルール②
前回、本シリーズでは、手術支援ロボットの華やかな技術の裏側で市場を支配する「構造と経済性」に光を当て、市場参入の「必須入場券」となっている決定的な影響力について解説しました。
どんなに素晴らしい技術も、病院が導入し、継続的に使い続けられなければ、絵に描いた餅に過ぎません。
本シリーズ記事は、現場の外科医としての視点と市場データに基づき、ロボット導入の意思決定を支配する、今後の市場戦略における決定的な「要」となる「見えざるルール」を浮き彫りにします。
第2回となる今回は、その「必須入場券」をクリアした新規メーカーが必ず直面する「次なる技術的障壁」に焦点を当てます。
それは、現在はまだ利用されることがほとんどない、ロボットプラットフォームとしての「ある機能」です。
なぜ、「毎日使わない機能」が、今後、「搭載されていないと買わない」機能となると考えられるのか、その構造的な背景を解明します。
そこには、元救急医である松本尚デジタル大臣の誕生ともリンクする、あるロジックが存在します。

本質的裏ルール:その2
ここから先は
4,450字
/
2画像
この記事のみ
¥
1,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
