Echelon 3000からETHICON 4000へ改名はなぜ?ーJ&JがOttavaの前に「エチコン」を立てた理由を考察
手術ロボットのニュースを読むとき、
多くの人はロボット本体を見ると思います。
アームの数・駆動/制御様式。
手術台との一体性。
コンソールの操作性。
da Vinciとの相違。
そして、Johnson&Johnson(以下、J&J)でいえば、
Ottavaは果たして本当に市場に出てくるのか。
もちろん、それは重要です。
しかし、今回のJ&Jの新しい外科用ステープラー、
ETHICON 4000 Staplerのニュース
を見ていて、私が一番気になったのは、
実はステープラーの仕様やロボット本体との接続性ではありませんでした。
そう、気になったのは、名前。
以前の3000番台は、Echelon 3000でした。
(エチコンではなく、エシュロンです)
今回の4000番台は、ETHICON 4000です。
「そこ、こだわるところ?」
「そんなの、ただのブランド名の変更でしょ」
と思うかもしれません。
でも、医療機器、とくに外科手術の器械では、
名前はただの飾りではありません。
どのブランドを前面に出すのか。
どの医師に安心感を与えるのか。
どの製品群とつなげるのか。
どの未来のプラットフォームに接続するのか。
そこには、企業の戦略がにじみます。
今回のEchelon 3000からETHICON 4000への変化は、
単なるステープラーの世代交代ではない。
私はそう見ています。
これは、J&Jが次世代手術ロボット「Ottava」を「新しい手術ロボット」として売るのではなく、
外科医がすでに知っているEthiconの器械世界を、ロボット手術の中に持ち込もうとしているサイン。
つまり、ETHICON 4000という名前は、
Ottavaの前に置かれた“橋”なのです。

この記事は以下のような方向けです。
・外科医
・購買・調達部門:見積比較・契約スキーム検討の実務担当
・医療機器開発者
・ロボット支援手術機器にご興味のある方
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