お腹の中の探検者―小さな穴から“中に入る”ロボット―Vicarious Surgical
割引あり
SFが現実になろうとしている瞬間
想像してみてください。お腹に開ける穴はたった1.5〜1.8センチ。
そこからカメラと両腕が一体となって体内にスッと入り、外科医はVRゴーグルを通して、まるで自分が中にいるかのように360度を見回しながら、多関節の腕を肩・肘・手首のように自在に動かしていく――Vicarious Surgical(ヴィカリアス・サージカル)が描いてきた世界は、まさに映画の世界の再現です。
2019年にFDAのブレイクスルー・デバイス指定を受け、2021年のForbes特集では「2027年に10億ドルの売上を目指す」と語った彼らの野心は、単なる夢物語ではありません。
発想は明快で、患者にとっては傷が小さく、術者にとっては没入感の高い操作が叶う――ここまでは誰もが惹かれる“光”の部分です。
この記事は以下のような方向けです。
・外科医一般
・医療機器開発者
・ロボット支援手術機器にご興味のある方
・投資家
ここから先は
4,849字
/
4画像
この記事のみ
¥
500〜
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
