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【大学受験】浪人生の頑張りを「報われる努力」へと軌道修正する秘訣と親の役割

4月。受験の為に新しい参考書を買い込み、まっさらなノートを開く時の高揚感。

「今年こそは」
「第一志望に合格して人生を変えたい」

そんな熱い思いを胸に、机に向かい始める受験生または浪人生と、その背中を祈るような気持ちで見守る保護者の皆様へ、あえて考えてほしいことがあります。それは、

4月、誰よりも頑張った人でも、11月に取り返しのつかない行き詰まりを感じ、心が折れ、脱落してしまうケースが後を絶たないのは何故なのか。

なぜ、努力しているはずの人が報われないのか。なぜ、必死に走っているのにゴールから遠ざかってしまうのか。簡単に言えば、それは「頑張る量」の問題ではなく「努力の方向性」の問題だからです。

「努力をすること」自体を「美徳」や「才能」と評されることは多いですが、だからといって努力をすれば「必ず結果が出る」「いつか報われる」などと言うことは、残酷な話ですが「ありません」。仮に多少結果が出たとて、努力量と結果が見合わないことが多いはずです。

ここを履き違えている方が非常に多いように思うので「努力を最大化する考え方」を具体的に言語化しました。この考え方は我が子にも伝えていましたし、受験以外でも役に立ちますので、もし自分の努力にイマイチ自信が持てない方は是非、読んでいってください。


そもそもゴールは見えているのか?




想像してください。

あなたは広大なグラウンドに立っています。今、周りのライバルたちが一斉に走り出しました。「負けてたまるか」と自分も走る。しかし、あなたの目には何故か目隠しがされている。ゴールがどの方向にあるのか、そこまで何メートルあるのか、今、自分は時速何キロで走っているのか、ライバルがどの位置にいるのか、何もわからないまま、ただ「足を動かしている」事実に安心し、前に進んでいる気がして、息を切らして走り続けている自分に満足している。

これでライバルに勝てるなら「奇跡」だということは想像出来ると思います。これこそが、目標も決めずに勉強を始める人の実態です。これを「努力」と呼んではいけない。ただの自己満足です。

「今日の勉強時間は10時間」
「単語帳を3周した」

だからどうした、という話です。これらはすべて「努力」ではなく「手段」に過ぎません。

しかし4月の段階では、多くの受験生がこの手段を目的にすり替えてしまう。小中高の定期テストは範囲が決まっており、目の前の課題をこなせば点数に直結しました。しかし大学受験は、ゴール地点が大学ごとに明確に決まっており、そこまでの距離は皆、異なります。

ゴールを見ずに走り回った結果、夏休み後や11月に目隠しを外してみたら全く違う方向に走っていた。あるいは、ゴールまであと50キロあるのに残り時間は1時間しかない。その絶望感は、経験した人なら判るはずです。

もし現時点でゴールが見えていないのであれば、まず志望校の過去問を1度だけ開いてみること。もちろん現時点で解けなくてもいい。ゴミみたいな点でも構わない。それをこれから上げていく努力をするのだから。

それよりも「合格最低点は何点か」「英語の長文はどのくらいの分量か」「今の自分なら何点取れるか」を確認するだけでいい。これが「目隠しを外す」=「自分の現在地とゴールまでの距離を知る」第一歩。それを知って初めて正しい「努力」ができるのです。そして目標が難関校であればあるほど、その重要性が増すのは言うまでもありません。

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