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【大学受験】「MARCHなら行ける」という油断

今回は「MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)」の最新の入試難易度についてお話しします。何故かMARCHはその実力よりも軽く見られている風潮があり(wakatteTVのせいか?)、少し実力がある受験生なら最初の目標になりやすく、地方会場でも受験できることもあり、何となく手が届きそうで人気があります。

しかし「第一志望がダメでも、MARCHには受かるだろう」程度に考えているなら、その認識は今日でアップデートしてください。今のMARCHは、かつての中堅校というイメージとは別次元の激戦区になっています。

上位層が押し寄せるMARCH


なぜMARCHの合格がここまで難しくなっているのでしょうか。特に2026年度の難易度は異常でした。最大の理由は、東大や京大などの最難関国立大や、早稲田・慶應を第一志望とするトップ層が、安全確保のためにMARCHを受験するからです。

「は? 東大や京大目指すヤツがMARCHを受ける訳ないじゃん!」

と思ったそこのあなた。私もそう思っていました。ですが、2026年度の実態は異なっていたようです。

そして近年、大学側の定員厳格化の影響で早慶の合格枠が絞られ、難易度がさらに上がりました。その結果「早慶に落ちた上位層」が上智と東京理科大とMARCHへ流れ込んでいます。本来MARCHを第一志望とする受験生は、自分よりワンランク上の実力者たちと、限られた席を奪い合うことになります。

共通テスト利用の過酷さと減り続ける一般枠


現在、MARCH上位学部の共通テスト利用ボーダーは86~90%近くにまで跳ね上がっています。これは、5教科7科目をしっかり仕上げた国立志望の受験生が、受験会場へ行く手間を省いて滑り止めを確保すべく大量出願するからです。前述の「東大や京大などの最難関国立大志望者がMARCH」がこれに当たります。

この層が、MARCHの一般受験にまで手を出すことは流石に少ないと思いますが、今年、共テの難易度が想定より上がった影響と、現役志向の強さから「MARCHを共テ利用で手堅くまず1勝」と考えた層が意外なほど多かったようです。上智や東京理科大同様に、MARCHの共テ利用のボーダーがかなり上がった理由がどうやらこれらしいのです。

さらに、指定校推薦や総合型選抜など年内に合格が決まる方式が普及し、入学者の約6割を占めるようになりました。年明けの一般入試に残された枠は全体の4割程度しかありません。この狭き門を全国の受験生が争うため、模試で良い判定が出ていても安心できないのが実情です。MARCH入学者の中に高校偏差値70超えの子が結構いるのも頷けます。

ちなみに西の関関同立の難易度はそこまで上がっていません。東京へ行きたい、東京から離れたくない受験生が多い事の象徴なのかもしれません。

厳しい現実を突破するための具体策

では、どうすればMARCHの合格を勝ち取れるのでしょうか。

まず、一般受験前提であれば、ワンランク上の大学を本命に近い意識で対策することが必須です。MARCHのボーダーに合わせた勉強だけでは、上位層に太刀打ちできません。最低上智、東京理科大、出来れば早慶レベルの問題にも触れ、自分の実力の天井を高めに設定する勉強が求められます。

また、過去問演習では「合格最低点をギリギリ超える」という目標は危険です。当日の体調や本番の緊張を考慮し、合格最低点の1割以上高い点数を安定して出せる状態を目指してください。英語の外部試験利用など、使える入試方式を戦略的に活用することも重要です。

保護者が持つべき危機感とサポート

お子さんが「MARCHなら大丈夫だろう」と言っていても、それをそのまま鵜呑みにしないでください。受験生本人が、この厳しい入試の実態を正確に把握しきれていないケースは多々あります。今のMARCHは、かつての難易度帯とはまったく異なる領域に突入しています。

むやみに不安を煽る必要はありませんが、正しい情報を持つことが合格への第一歩です。厳しい現実から目を背けず、早い段階から現実的な戦略を立て直すことが、結果的に本番での強さにつながります。ぜひ今から、親子で入念な準備と情報収集を始めてみてください。


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太楼@偏差値45から医学部・難関大へ導く伴走 最後までお読みいただきありがとうございます。