【創作】読書手術 #毎週ショートショートnote
「引きこもり」となるには、人それぞれの理由や背景がある。その一つが「脳の病気」であり完治させる外科手術、通称「読書手術」が存在しているが、医療界では人道的倫理的な課題から機密とされている。
今の引きこもりはネット中心の生活のようだが、昔の患者は読書三昧だったことから読書手術と言われるらしい。
うちの病院は全国でも珍しく読書手術が行われていて、俺も何度か執刀させられた。自由診療で表の帳簿に残らないので病院の利益は高く、個人的にも高い報酬を得られるのはいいが、医師としての心が壊された続けた結果、精神的な病を発症し休職することになった。
貯金はある、有給消化して退職するのもいい。そんなことを考え、積読だった本やゲーム三昧を楽しむことにした。
なのに何故、俺は、手術台にいるのか。
「人手が足りない、職場復帰してもらう。読書手術は余計な記憶を消す。安心していい」
読書手術は倫理てき、じ、んど。
俺は意識を失った。
(おしまい)
#毎週ショートショートnote
たらはかにさんの企画に参加です。
た、多分、ハッピーエンドです。病気を治療して貰えるんですから。
#何を書いても最後は宣伝
わかりやすくて爽やかなハッピーエンドはこちらにあります。
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