「一生ペンタをなぞるだけ?」B.B.キングの“100点の一音”を出す秘密
「速弾きができないと、ソロはカッコよくない」そう思っていませんか? かつてたった一音で数万人の観客を黙らせ、そして涙させた男がいました。
ブルースの巨人の一人B.B.キングです。
彼は難しい速弾きはしません。その代わり特定の「箱(ボックス)」を使い、一音に魂を込めてギターを“歌わせ”ました。今回は初心者でも今すぐ「ブルースの極意」を味わえる魔法のポジションの通称『B.B.ボックス』の全てを公開します。

なぜ貴方のソロは「教科書通り」で面白くないのか?
多くの初心者が陥る罠があります。それは「ペンタトニックスケールの形をなぞるだけ」になってしまうことです。
指が迷子になり、どこでフレーズを終えればいいかわかっていません。
メジャーとマイナーが混ざりきらず、響きがチグハグになります。
一音一音が軽く、感情が乗っていないように聞こえます。
これらは全て、スケールという「線」で捉えすぎていることが原因です。
視点を変えるだけで音が変わる:B.B.ボックスという「最短ルート」
解決策はシンプルです。広大な指板を覚えるのを辞めて、B.B.キングが愛した「最強の4フレット分」だけに集中することです。
「人差し指=ルート」という絶対法則: 指板上のルート(主音)に人差し指を固定するだけで、フレーズの出口が明確になります。
度数で捉える「味付け」: どの音が「泣き」で、どの音が「喜び」なのか?度数(インターバル)を理解すれば、コード進行に合わせた表情豊かなプレイが可能になります。
伝家の宝刀「バタフライ・ビブラート」: ビブラートを指先ではなく手首で震わせます。この独特の揺らし方こそが、B.B.スタイルへの最大の近道です。
B.B.BOXとは?
彼が歌とのコールアンドレスポンスの時に頻繁に用いるボックスポジションです。このポジションでしか、弾かないといったものではありません。引用の確立が高く、お手本になるフレーズが多くみられます。


特に使用頻度が高いのが、3弦11フレットと2弦10~12フレットと1弦10~12フレット付近にポジションが集中します。まずはこの辺りを中心に使い方を覚えるといいと思います。その時、ルートから各ポジションの音がどんな音なのかを少しずつ記憶していくようにすると上達が早くなります。
Aからキーを変えてB.B.BOXを構成できるようになりましょう。


練習フレーズ



『The Thrill Is Gone』12小節コード進行チャート


ギターを始めて数ヶ月の方も数十年弾き続けている方もB.B.ボックスの入り口に立てば、そこには奥深いブルースの海が広がっています。
大切なのはたくさん弾くことではなく、一音をどれだけ愛せるか?が一番大事です。一緒に究極の一音を探しに練習を積んでいきましょう。
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