第一回「教則本を捨てろ! 初心者こそ、ビートルズとオアシスの名曲で『歌うソロ』を学ぶべき理由」

Fコードで挫折しました」「スケール練習が苦行です

そんな泣き言を聞く度に私はこう思うのです。「なぜつまらない練習から入るのか?」悪いのは貴方の指でも才能でもありません。貴方に「死んだ音」を押し付けているその教則本と、古い常識です。実を言うとギターソロなんて「5つの音」があれば世界を震わせることができます。ビートルズのジョージ・ハリスンもオアシスのノエル・ギャラガーも結局はこの「5つの音」をどう歌わせるか?それだけで伝説になったのです。私が辿り着いた音楽の真理です。 それは難しい理論を学ぶ前に「たった5フレットの範囲で、如何にエロく、如何にエモーショナルに叫ぶか?」を知ることです。これから話すのは指の速さではなく「音の裏側」を掴む為の禁断のメソッドです。このビッグウェーブに乗る覚悟があるなら、続きを読んで一緒にいきます。



AマイナーペンタトニックBOXポジション

この範囲の音で2曲弾けるのをご存じですか?
Let It BeとDon't Look Back in Angerです。
6弦ルートのマイナーコードのポジションと5弦ルートのマイナーコードのポジションで両方のソロは完結します。
同じ音階で2回練習できるのって教える側からすると、すごく美味しいのです。

AマイナーペンタトニックBOXポジション



ギタリストの個性で若干違うけど、両者に共通なのはまず歌ありきのギターを弾きます。その上でやりべきことを実行します。

Let It Be

Let It Be

前の小節から食い気味に入ります。1.2.3.とカウントしたあとに入ります。3小節目のチョーキングは上げる音の到達点である9フレットの音を聞いてから、その音が出るまで挙げるようにすることです。薬指だけだと上げるのがきついので、中指と人差し指を添える形でトアノブを回すような感じで弦を持ち上げます。上のペンタトニックボックスポジションを元に弾くのですが、5弦の5→7フレットと3弦の7→9フレットをスライドで通過するようにすることです。5弦の6フレットと3弦8フレットがブルーノートという音で、この上を通過することが非常に重要になってきます。余裕が出てきたら、7フレットから5フレットに戻った際に軽くビブラートを入れます。ビブラートは弦を軽く上下に揺らす動きです。これでかなり雰囲気がでます。
最後の小節の3弦9フレットに到達したら、1弦8フレットを抑えて弾く6
度フレーズです。ここは少し音が重なっても問題ありません。
3弦7フレットをチョーキングしながら、1弦5フレットを抑えるのも少し音が重なっても問題ありません。

Let It Be2

ここは下降から連続スライドで上昇するポジションです。上昇に向かう時は16部休符があるので、そこは注意して入ります。最後の2回のスライドは早いので、到達後にすぐに8フレットを押さえるようにします。

Let It Be3

ここの2弦10フレットの音は速く細かいビブラートをかけます。
1弦10フレットのチョーキングは思っている以上に上がりません。事前にどの位上げればいいのかを聞いてから、上げる方がいいです。ここも薬指だけだと痛くなるので、中指と薬指を添えてドアノブを回す動きでチョーキングします。上げきったら下に落とす音も発音します。
2小節目の1弦15フレットはこの曲のハイライトです。到達点の1弦17フレットの音まで上げきったら、下降の少し上ずった16フレット付近の音で切ります。2弦15フレットの音は到達点17フレットの音まで挙げます。
最後に2弦13フレットは渾身のビブラートでドアノブをガチャガチャさせる位に大きく揺らします。


Don't Look Back in Anger


Don't Look Back in Anger

ここは基本的にチョーキングの到達点の3弦9フレットの音と往来をする動きです。

Don't Look Back in Anger

ここが弦移動をする際に弦の外側のアウトサイドをピッキングすると弦移動が楽になります。あらゆる場所で使えるので、せっかくなので習得しておきます。3小節目は前のLet It Beにも出てきたフレーズです。

Don't Look Back in Anger

16部音符の上昇フレーズです。期待の膨らむ箇所なので、繰り返し練習するのと5弦と3弦のポジション移動は薬指の原則を守ります。

Don't Look Back in Anger

ここはランフレーズといいまして、同じフレーズを繰り返しやることで更なる期待を高める表現方法です。

Don't Look Back in Anger

1節目はダブルチョーキングです。人差し指12フレットはそのままで2弦15フレットを17フレットまで引き上げて異弦同音でチョーキングするテクニックです。

Don't Look Back in Anger



5フレット・ボックスでの「表情付き」構成案

「表情付き」構成案

『Let It Be』と『Oasis』のテクニック比較

同じボックス(5〜8フレット)を使っていてもこれだけアプローチが違います。

テクニック比較

表現力を支えるテクニック項目

2曲のスタイルから学ぶギター独自の装飾方法です。

テクニック項目

1. 「逃げのペンタ」から「攻めのペンタ」への脱却

多くの初心者が陥る「ただスケールを上下になぞるだけ」の状態を強制終了させます。ここから先でLet It BeやDon’t look back in angerのようにドラマチックに展開する手法を学んでいきます。

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