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名刺

タイルは「空間をデザインする建材」だと思っています。



玄関は家の第一印象を決める場所

今回施工したのは、玄関の壁面です。

使用したのはLIXILのスレンダーミラー。

ガラス特有の透明感と、エッジの効いた立体感が特徴のタイルです。

完成後はダウンライトが壁面を照らし、昼と夜で異なる表情を見せてくれる空間になります。

同じ玄関でも、素材と光の組み合わせによって、印象は大きく変わります。

私は、この「空間が完成していく瞬間」が好きです。


割付の関係で加工したタイルを入れる必要がありました。

上に入れることもできる。

下に入れることもできる。

どちらも間違いではありません。
普通はここに入れるもないと思います。

ただ何も考えずにそこに入れたという過程だけが間違いだとと思っています。




だからこそ、最後は職人の判断になります。

私は、加工したタイルを下部に納めました。

理由は、この壁にはダウンライトが入る予定だったからです。

人の視線は自然と光に引き寄せられます。

ライトによって照らされる壁面を見たとき、できるだけタイル本来の美しさを感じてもらいたい。

そんな思いから、視線が集まりやすい部分はできるだけ加工を避け、下部に切り物を配置しました。

完成してしまえば気付かれないかもしれません。

でも、その「気付かれない判断」の積み重ねが、空間全体の完成度をつくる。


タイルは空間価値を高める建材

タイルは建物や店舗
部屋やエントランスなどに化粧をする物。
タイルを空間価値を高める物だと考えています。


陰影はどう映るのか。

どこに視線が集まるのか。

そこまで考えて初めて、タイルは空間の一部になります。

その空間で過ごす人が、「なんだか心地いい」「この家が好きだ」と感じられること。

設計の魅力を、施工でさらに引き出す

設計図には寸法や仕様が描かれています。

でも、現場では図面だけでは決められないことがたくさんあります。

光の入り方。

タイルの質感。

目地の見え方。

実際に立ったときの視線。

そうした一つひとつを考えながら施工することが大事であると思います。

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