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▼AV論:ハード作品に出演したAV女優のオファーが減る理由

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ヒールAVメーカー「玉屋レーベル」のハード作品視聴歴

 AV女優を泣かせる、追い込む、従っていただくと云った拙作を見ているユーザー様は百も承知だろうが、玉屋レーベルの作風は端的に言えば癖だ。好きでやっている。面白いと思ったからやっただけ。プロ意識ゼロのどうしようもない形。
 もともとユーザーの頃から凌辱系やハード系AVが好きで、レンタルビデオ屋に通っていた頃はそれっぽいものを片っ端から借りていた。内容は激しければ激しいほど良く、単純な暴力性ではなく女優が精神的に追いつめられていくものが好みだった。だから、グーで殴れば最高だぜ、と野生児のように暴れる男優にはいまいち乗れず、ニタニタと笑っている不潔で不気味な男優にばかり心を惹かれ、ビデオのパケから血眼になって探していたのは女優が泣く喚く暴れるなどのトラブルを連想させる写真ばかりだった。

 往時90年代の凌辱系AVではV&Rが抜きんでていた。特定の監督が凄いのではなく、全体的にまんべんなく暴力性が広がっていたとんでもないメーカーで、V&Rなる地獄で「血の池」「針の山」「賽の河原」等のバラエティに富んだコースを女優が案内されているイメージだ。
 廃校に男女を集め、極限状態とも云える撮影環境下で狂乱手前の男女優にXXXさせ、出来ぬと泣き出す女優に「プロだろ!やってくれよ!〇〇〇しろよ!」と徹底的に追い詰める安達監督。傍若無人なチンピラ巨漢男優をわざと何時間も待たせ、彼の苛立ちが最高潮になったところで女優にぶつけて一方的に八つ当たりでキレられる(しかも相手は今でいう汁男優に近いポジション※当時の呼称は特殊男優)姿を淡々と撮影するバクシーシ山下監督。気に入らぬ女優に「口が臭かった」と悪意を込めたテロップでいじり倒したり、暗渠(下水道)に女優を連れ込んで警察に怒られたり、腹が減ったらこれでも喰えと女優にモチを焼いたらNGにされた平野勝之監督(立場はフリーなのでV&Rじゃないのが混ざっているかも)。彼らが生み出した作品の名シーンは今でも忘れられない宝だ。
 恐らく私が作っているAVは該監督らのパクリでモノマネだと思う、と言うのもおこがましいか。「見よう見まねで私なりに」このくらいへりくだった感じがちょうどいい。謙遜ではなく、それほど大きく未だ胸の奥に君臨しているレジェンドだ。マスコミやTVが、ただ古いだけの女優を紹介するときに持ち出す安い言葉ではなく、まごうことなきAV界のレジェンド。

 余談ではあるが、当時視聴したその手の作品で今でも探しているものがある。確か「アサクラ」と呼ばれていた元単体クラスの女優が、引退後AV界に出戻ってきた復帰作で、「私は引退して、結婚して幸せになれると思ってました」と泣きながら言わされている作品だ。撮影の空気を借りてリアルに言ってはいけないことをぶつけたり、意図的にやりすぎて追い詰む手口は今となってはそのまま玉屋レーベルが用いているが、この作品が元祖だった気がする(その次はヒールの立場を利用して会社批判をするプロレスラーの蝶野選手)。過去に感嘆した名作の数々は大抵手に入れたが、未だこれだけが見つかっていない。情報をお持ちの方がいたらぜひとも教えていただきたい。

2025年の商業AV界ハード作品事情

 現在作り手となった立場でAV界のハード作品事情を見回すと、単純なハードさだけなら往時を遥かに超えている。男優とは名ばかりの、ただやりたいだけの何十人もの素人との避妊具なしでの性交や、性器で呼吸器官を塞ぐ「喉ボコ」なる逸脱したプレイがFANZA上で散見されるようになった。
 以前ならば著しくラインを超えた内容だが、今ではリリース増加に伴い、さも商業AV界において"ちょっとしたハードプレイ"であるかのように周知され始め、なんとなく普通の光景として受け入れられ始めている。オファーを受ける女優が思いのほか増えたことで、プレイから以前ほどの希少性がなくなりハード化に際限がなくなったとも言える。
 今では売上の勝馬に乗ろうとする監督やプロデューサーがいかに女優に無茶をさせるか、どう交渉するかが能力の一つとなっており、状況は更に過激化し事故が起きるまで突き進むであろうことは業界全体が薄っすらと気付いている。

ハード作品に出演した女優を待つ運命

 かような環境で、一応の商業AV界にいる身としては平生から思うことがあり、最近は特に「女優力を落とす作品」について考えている。女優力とは商業AVにおける商品価値であり、作品とはハードプレイを指している。例えば、吊るす緊縛、喉ボコ、お尻、フィスト、素人何十人と避妊具なし性交、人間の自然な排泄(色々表現限界)などの女優の商品価値を変えてしまうジャンルの作品を「女優力を落とす作品」と呼んでいる。要は出ればオファーが減るジャンルだ。
 ここで「女優力を落とす作品=ハードプレイ作品」に出演した女優を待ち受ける流れを説明する。

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