【研修コラム】再考 沖縄県中城村 バーチャル観光大使 ツイート炎上問題(2021年)【更新20251204】
講師の高木です。
元ラジオ局アナ・報道記者の経験から、全国各地の自治体・公的機関で
「危機管理・マスコミ対応研修」や「説明力向上研修」などを行っています。
今回のテーマはこちら。
「再考 沖縄県中城村 バーチャル観光大使 ツイート炎上問題(2021年)」
(画像はイメージです。実際の画像とは異なります。)
私の「危機管理・マスコミ対応研修」では自治体・公的機関のSNS・動画等で生じたネット炎上の事例や、守るべき防止策も説明しています。
その一環で紹介しているのが、2021年に生じた沖縄県中城村(なかぐすくそん)のバーチャル観光大使「琉花」(るか)のツイート炎上問題です。
事案の概要は以下の通りです。
■沖縄県中城村 バーチャル観光大使 ツイート炎上問題
・2021年1月20日頃、沖縄県中城村のバーチャル観光大使「琉花」(るか)のツイートが炎上。
・投稿内容
「#私の容姿が性癖に刺さる人に届いてほしい」
・ツイートに関しては村が県外の委託業者に一任。
・中城村担当課のコメント。
「チェック機能が十分でなかった。業者にはあらためて指示した。」等
・「琉花」は2020年12月デビュー。事業予算額:約1800万円。「琉花」関連の製作費・運営費は約600万円=国の地方創生臨時交付金を充当。
この事案は新聞等で報じられ、その後ツイート全削除、Vチューバー事業も中止ととなりました。
関連記事は次の通りです。
SNSで不適切発言 中城村架空キャラ 投稿は削除
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/697167
中城村公認Vチューバーが「性癖」ツイート 女性搾取と批判続出
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1265855.html
不適切「性癖」ツイートなぜ起きた? 中城村公認Vチューバ-が残した教訓
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1265855.html
(※紹介記事はリンク切れの場合があります。ご了承下さい)
ここからは講師の私の見解です。
このネット炎上事案は、委託業者の投稿をチェックしきれなかったことが
主因とされています。
ですが謝罪対応の先頭に立つのは、管理監督者である自治体側。問題視されるツイートをした委託業者だけではなく、自治体側も謝罪となるわけです。
当然のことですが、業者丸投げではSNSの管理体制として不適切。しっかりと監視体制を整えることが求められていたわけです。
ただ現実問題として、考えるとどうでしょうか?
自治体・公的機関では、広報担当者の人数も限られ、業務も多岐にわたり日々多忙、というところが大半です。
自治体の広報の現場では、SNSの投稿も
「WEBに詳しいスタッフが他の業務の合間に対応」とか
「WEB業務自体、たった数人の広報スタッフで対応」
「業者の力を借りるしかない」
というケースも多いかと思われます。
ではどのようにするのが良いか?
まずはWEB・SNS担当者が日々、事例研究を重ねることが重要です。その一環として、ネット炎上事例の情報収集をしたり、SNS担当者向けの研修・教育を受けるのも有効でしょう。
広報担当者がSNS活用に詳しくなることで、「ネット上の遊び心と不適切なケースとの境界線」や「投稿内容の判断基準」などの理解が進み、組織としてのSNS運用の最適化が期待できるわけです。
そして自治体・公的機関の担当者が得た炎上リスクの知見を、その先にいる委託業者らにも徹底する、というのがSNS運用面での現実的な対策となるのではないでしょうか?
一部のWEB関係者や若いスタッフの中には、…
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※おことわり
WEB上の重複コンテンツ扱いを回避するために、「続きはこちらへ」との記載をさせていただきました。ご理解をお願い致します。
