CoSTEP 20期選科Aオンラインイベント「信頼」を視聴して
CoStep 22期生選科B受講中の伊尾木です。
今回、選科Aのオンラインイベント"信頼"をオンライン受講しました。
7/18からの3連休の集中演習で最終日3日目の発表です。
たった2日で仕上げたようですごかったです。
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チーム:ルートセレクターズ
「選択の魚影~トラストサブマリン~」
潜水艦内でトラブルが起きたとき、誰の判断(整備士、インフルエンサー、AI)を信頼するのかが問われる企画だった。
整備士は人間ではあるが、能力評価が△だったため、十分に腕を信じきれなかった。
一方で、AIも復旧手順の根拠や成功確率を提示していなかったため、「AIだから信頼できる」とも言い切れないと感じた。
このような危機的状況では、インフルエンサーのように影響力のある人の意見に流されるのではなく、酸素消費を抑えながら、限られた情報をもとに全員で意見を一致させる努力が必要だと思った。
気づき:
信頼は、肩書きや立場だけでは成立しない。
判断の根拠や確率、不確実性が示されて初めて、他者と共有できる判断になる。

チーム:イカしたB班
「イカらないで!!~イカがいるのに、なぜ獲れない?~」
函館のスルメイカを題材に、資源管理と地域社会の信頼について考える企画だった。
函館のスルメイカの漁獲量は、ピーク時の10分の1以下にまで減少しているという説明があった。単に「イカが獲れない」という問題ではなく、行政、漁業者、自治体、科学者、消費者など、複数の立場が関係していることが印象に残った。
・各ステークホルダーの懸念
水産行政(国・地方自治体):水産資源の枯渇
漁業従事者:収入減少、廃業リスク
自治体:観光産業の衰退
科学者:海洋生態系バランス、漁獲制限根拠の不確実性
消費者:価格高騰
漁獲制限は資源を守るために必要だとしても、漁業者にとっては生活に直結する問題であり、観光や消費者にも影響がある。
そのため、確実な情報公開と、関係者同士の対話が必要だと思った。
気づき:
科学的なデータだけでは、関係者の信頼は得られない。
情報公開と対話を通じて、不安や利害の違いを共有することが重要である。

チーム:話してみなくて委員会
「生成AI、みんなはどれだけ信頼してるかな?」
生成AIをどのような場面で信頼できるのかを考える企画だった。
深夜、一人暮らしで40度の発熱と嘔吐がある場合は、生成AIに相談するよりも、#7119 などの医療相談窓口に電話すべきだと思った。
命や健康に関わる場面では、AIの回答だけを信頼するのは危険である。
一方で、一人旅の日程や観光先を探すような場面では、生成AIはある程度信頼できると思った。
ただし、営業時間や交通情報、料金などは変わる可能性があるため、裏どりは必要である。
取引先に提出する報告書で、製品の耐久性がわからない場合は、その製品の耐久性情報をAIが本当に持っているのか疑問に感じた。
企業の機密データや社内資料に関わる情報であれば、AIに聞くだけでは不十分であり、正式な資料や担当部署への確認が必要だと思った。
気づき:
生成AIへの信頼度は、用途によって大きく変わる。
命に関わること、企業責任が発生すること、機密情報に関わることでは、AIを最終判断者にしてはいけない。
一方で、旅行計画のたたき台づくりのように、後から確認できる用途では有効に使える。

チーム「トラス」
3112年、移住先の惑星で飲める水が「未知の物質が入った茶色く濁った液体」しかないという設定の企画だった。
地球市民会議議長の会見に対し、リポーターが市民の意見を代表して厳しく問いかける構成で、人はどのようなときに信頼するのかを考える内容だった。
未知の物質が含まれている水を飲めるかどうかは、単に「安全です」と言われるだけでは判断しにくい。
誰が説明しているのか、どのような根拠があるのか、危険性はどこまで分かっているのか、分かっていないことを隠していないかが信頼に関わると感じた。
気づき:
未知のリスクに対する信頼は、「安全か危険か」の二択だけでは決まらない。
説明者の透明性、不確実性の示し方、市民との対話の姿勢によって、受け手の判断は変化する。

私が受講している選科Bは9月に同じく集中演習があります。
どうなるのか?
楽しみのような、大変そうな予感も。
