水族館好きが偏愛を語る vol.22『水族館のバンドウイルカを楽しむ』
水族館を「より楽しむためのきっかけ」をコンセプトに、水族館好きの僕が偏愛を語る連載コラム。今回のテーマは『水族館のバンドウイルカを楽しむ』です。

水族館でバンドウイルカを見ていると、とにかく無邪気な様子が印象に残ります。仲がよい仲間と追いかけっこしたり、浮き具(ブイ)を使って遊んだり。
プール内を清掃するダイバーさんがいると、かまってほしいのか興味津々です。まるで公園で遊んでいる子どもを見ているような気分になります。

ときには、自分で作りだした気泡をつついて遊んでいる子も。写真ではわかりにくいですが、気泡をパクっと噛んで遊んでいました。
自然界のイルカもクラゲをつついて遊ぶことがあるそうです。身近なものを何でも遊び道具にできるのは、人間の子どもと同じで「哺乳類あるある」なのかもしれません。

エサの小魚ですら、見せびらかすようにくわえていました。少し乾燥させたほうが風味が出るのかもしれませんね。

バンドウイルカのショーパフォーマンスは、水族館の人気イベントです。バンドウイルカのパフォーマンスを初めて見たとき、僕はパワフルな泳ぎとジャンプにビックリしました。
とにかく泳ぐスピードが速い。写真を撮ろうとしても、構えたときには違うところにいるほど。水面をジャンプした瞬間なんて、もはや鳥のように飛んでました。

そんな姿を見ていると、バンドウイルカって「ものすごくマッチョなのでは?」と思うように。バンドウイルカの大ジャンプを見ると、もはや大ジャンプどころの高さではありません。
勢いよくジャンプして、見上げるほどの高さ(たぶん5~6mくらい)にあるボールをタッチします。
バンドウイルカの体長って、一般的には2~4mほど。つまり、人間よりも大きな体で、水面からロケットのようにジャンプするわけです。どれほどのパワーで、どのように推進力を生みだしているのか、僕には想像すらできません。

ジャンプしたりポージングしたり、バンドウイルカのショーパフォーマンスは多彩です。そんなショーパフォーマンスを見ながら、ふと思ったことがあります。
パフォーマンスをしっかりと覚えられるバンドウイルカって「賢いな」と。
ショーを何気なく楽しんでいましたが、よく考えてみれば色々なパフォーマンスをしています。
スピードを出して泳ぐ
波を立てて泳ぐ
高くジャンプする
前転や後転をする
身体をひねってジャンプする
鳴き声を出す
歌っているように鳴く
決めポーズをする
トレーナーと握手をする
尾ヒレを振る
イルカが見せるパフォーマンスは、細かく分けてみると本当にたくさんあります。僕だったら、いくつか忘れてしまいそうなほどです。

バンドウイルカはトレーナーさんのサインを理解し、しっかりとパフォーマンスを披露します。
けっこうスゴイことだと思いませんか?僕なんて3つ以上のことを覚えようとすると、ちょいちょい間違えますもん。
あれ?なんだっけ!?って。

少なくとも僕が見てきた限りでは、イルカがパフォーマンスを間違える姿は見た記憶がありません。だからこそ、イルカに対して、水族館で共に働いている「プロ」なんだなと思いました。
たまに「ちょっと不器用な子」もいるんですけど、もはやそれすら「演出」なんじゃないかと思うほど。僕はイルカたちの手の上で、コロコロと転がされているのかもしれません。
水族館へ遊びに行く機会があったら、ぜひバンドウイルカの特徴を観察したり、ショーパフォーマンスを見たりしてみてください。可愛らしさだけでなく、力強さや賢さを知ると、バンドウイルカに興味・関心をもつきっかけになると思います。
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