特別扱いされるのが嫌だった。
小学生の頃。
特別扱いされるのが嫌だった。
先生も親も、
僕のことを心配してくれていた。
それは分かっていた。
でも、
当時の僕は嫌だった。
発作が起きるかもしれないから。
無理をしないように。
危ないことをしないように。
周りより少し気にかけてもらうことがあった。
でも、
僕はそれが嬉しくなかった。
むしろ嫌だった。
みんなと違う気がしたからだ。
友達は普通にしている。
でも、
僕だけ気を遣われる。
僕だけ心配される。
その小さな違いが気になった。
なんで僕だけなんだろう。
そう思うこともあった。
本当は、
特別扱いされたくなかった。
ただ、
みんなと同じように過ごしたかった。
みんなと同じように遊んで、
みんなと同じように笑いたかった。
それだけだった。
今振り返ると、
先生も親も僕を守ろうとしてくれていたんだと思う。
でも、
小学生だった僕には分からなかった。
特別扱いされるのが嫌だった。
ただ、
普通になりたかった。
それだけだった。
