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「彼女を失いたくない」と思った瞬間、ぼくは負けていた

彼女のLINEが、急に素っ気なくなった夜のことを覚えてる。

いつもなら「おつかれ〜」のあとに何かしら返ってきてたのに、既読がついたまま3時間。
ぼくはスマホの画面を何度も見て、通知をスワイプして、また見て。
「忙しいだけだろ」と頭では思ってるのに、胸のあたりがざわざわして止まらなかった。

で、やってしまった。
夜11時すぎに、「最近なんか距離感じるんだけど、ぼくなんかした?」って長文LINEを送った。
送った瞬間、後悔した。でも取り消せなかった。
翌朝返ってきたのは、「え、なんもないよ?笑 仕事忙しかっただけ」という短い返信。

それで安心したか? しなかった。
むしろ「笑」がついてることに引っかかった。「なんもない」って本当か? と疑い始めた。
あのとき、ぼくの頭の中は彼女のことでいっぱいだった。仕事中もLINEの通知が気になって、返信が早いと安心して、遅いと不安になる。


たぶん、これを読んでる男は似た経験があると思う。

彼女が冷たくなった。LINEが減った。デートの誘いが断られる回数が増えた。前はなかった「用事がある」が増えてきた。
で、頭の中がそればっかりになる。
「他に気になる男がいるんじゃないか」「飽きられたんじゃないか」「このまま自然消滅するんじゃないか」。

一番つらいのは、聞けないことなんだよな。
「最近、冷たくない?」って聞いたら、重い男だと思われそうで怖い。
かといって何もしないと、どんどん離れていく気がする。
どうすればいいかわからなくて、結局もっと優しくしてみたり、LINEを増やしてみたり、「週末空いてない?」って焦って聞いてしまう。

でも、何をやっても裏目に出る。

ぼくもそうだった。彼女が離れていく気配を感じるたびに、焦って何かしようとして、その焦りがさらに状況を悪くするっていう地獄のループにハマってた。
あるとき気づいたのは、ぼくが思っていた「彼女のために頑張ってる」は、全部ぼく自身の恐怖を鎮めるための行動だったってことだ。

この記事で話すのは、「彼女を失いたくない」という感情の正体と、それがどうやって関係を壊していくかっていう構造の話。そして、そのスパイラルの断ち切り方。ありきたりな「自信を持て」みたいな精神論じゃなくて、ぼくが実際にやって変われた具体的な方法を書いた。

嫉妬の話は前に書いた(0068)。でもあれは症状の話であって、もっと手前にある恐怖の話はしてなかった。今回はその「上流」を解剖する。



「失いたくない」の正体

まず、はっきり言う。

「彼女を失いたくない」は、愛情じゃない。

これを認めるのにぼくは結構時間がかかった。だって、彼女のことが好きだから失いたくないんだろ? それの何が悪いんだ? って思うよな。
ぼくも最初はそう思ってた。

でも、冷静に考えてみてほしい。
「失いたくない」って感情が発動してるとき、ぼくらが考えてるのは「彼女をどう幸せにするか」じゃない。
自分が捨てられたくない」 だ。

つまり、恐怖なんだよ。

「自分は十分じゃないんじゃないか」
「もっといい男が現れたら、選ばれないんじゃないか」
「過去の失敗が繰り返されるんじゃないか」

こういう不安が根っこにあって、それが「失いたくない」という一見キレイな感情にパッケージングされてるだけだった。

ぼく自身の話をすると、彼女と付き合い始めてしばらくした頃、ちょっとした態度の変化にすごく敏感になってた時期がある。彼女が友達と遊びに行くたびに「誰と?」って聞きたくなるし、SNSで知らない男にいいねされてるのを見つけると胸がざわつく。

あのとき、ぼくは「彼女のことが好きだから心配してるんだ」と思ってた。
でも、本当は違った。
ぼくの価値が足りないから、もっといい男のところに行っちゃうかもしれない」 と思ってた。

「失いたくない」の正体は「自分に自信がない」だった。

これに気づいたとき、かなりきつかった。好きだと思ってた感情の裏に、自分への不信感が張りついてたなんて、認めたくなかったから。


恐怖のスパイラル——なぜ頑張るほど裏目に出るのか

ここからが本題で、ぼくがいちばん伝えたいこと。

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10,447字
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彼女に「もういいかな」と言わせない。 付き合えたのに冷められる。その原因は「安心」にある。 付き合った瞬間に成長を止め、彼女の変化に気づ…

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