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BeRealで会社を燃やす新卒は、採用前から兆候が出ている

“リアルな日常”の投稿が、会社の信用を壊す前に企業が見るべきこと

こんにちは、KCC(企業調査センター)です。
KCCでは、雇用調査・社内調査・取引先信用調査など、企業の「人材」と「組織」に関するリスクを未然に防ぐための調査を行っております。

近年、企業が注意すべきSNSリスクは、XやInstagram、Threadsだけではありません。

新卒社員や若手社員の間で使われるSNSの中には、本人が「身内だけ」「友達だけ」「一瞬だけ」と思い込んで使っているものがあります。

その代表例の一つが、「BeReal(ビーリアル)」です。

BeRealは、作り込んだ写真を投稿するSNSというよりも、その瞬間の日常を切り取って共有する感覚に近いサービスです。
だからこそ、本人にとっては気軽です。

「今なにしてる?」
「今日の職場」
「研修中」
「会社のデスク」
「先輩からもらった資料」
「テレビ局の裏側」
「社内の雰囲気」

こうした投稿が、悪気なく外に出てしまう。

しかし企業から見れば、それは単なる日常投稿ではありません。
社内情報の漏洩リスクです。


BeRealは“映り込みリスク”が高いSNS

BeRealで特に怖いのは、本人が意図していない情報まで写真に入ってしまうことです。

たとえば、新卒社員が休憩中に何気なく投稿した写真。
本人としては、自分の顔やデスク、職場の雰囲気を載せただけかもしれません。

しかし、その背景には何が映っているでしょうか。

ホワイトボード。
社内資料。
スケジュール表。
社員証。
PC画面。
チャット画面。
顧客名。
取引先名。
未公開プロジェクトの資料。
会議室の予定表。
撮影現場や番組制作の進行表。

本人は見せるつもりがなくても、写真には映ります。
そしてSNSに上がった瞬間、企業の外へ出ます。

特にBeRealのように「その場のリアル」を投稿する文化があるSNSでは、写真を整える前に投稿してしまう危険があります。
つまり、Instagramのように“見せるために加工するSNS”よりも、確認不足による漏洩が起きやすいのです。


新卒社員は「何が機密情報か」を理解していないことがある

企業側からすると、社内資料や社員証、スケジュール表をSNSに上げるなど考えられないかもしれません。

しかし、新卒社員の中には、そもそも何が機密情報なのかを正確に理解していない人もいます。

たとえば、本人にとってはただの紙でも、企業にとっては外部に出してはいけない情報であることがあります。

「名前が出ていないから大丈夫」
「ぼかせば平気」
「友達しか見ていないから問題ない」
「すぐ消せるから大丈夫」
「面白いから載せただけ」

この感覚が非常に危険です。

企業情報の漏洩は、本人の悪意によって起きるとは限りません。
むしろ新卒社員による漏洩は、無知・油断・承認欲求・SNS感覚の軽さから起きることが多いのです。


社員証をBeRealに載せる危険性

新卒社員がやりがちな投稿の一つに、社員証や入館証の撮影があります。

「社会人になった記念」
「今日からこの会社」
「現場に入れた」
「社員証もらった」

本人にとっては嬉しい報告かもしれません。
しかし、社員証には多くの情報が含まれます。

氏名。
社員番号。
所属部署。
顔写真。
会社名。
入館情報。
有効期限。
QRコードやバーコード。

これらがSNSに出ることは、企業にとって大きなリスクです。

悪用されれば、なりすましや入館ルールの突破、社内関係者を装った連絡、フィッシングなどにつながる可能性があります。

本人は「友達に見せただけ」と思っていても、スクリーンショットを撮られれば終わりです。
その画像がどこに転送されるか、誰が保存するか、本人には管理できません。


BeRealは“友達限定”でも安心できない

BeRealに限らず、SNSでよくある誤解があります。

それは、
「友達限定だから大丈夫」
という考え方です。

しかし、SNSにおいて“限定公開”は絶対の安全ではありません。

友達がスクリーンショットを撮る。
別のSNSに転載する。
グループLINEに流す。
悪ふざけで共有する。
退職後やトラブル後に外部へ出される。

この可能性は常にあります。

企業が新卒社員に教えるべきなのは、
「公開範囲を狭くすれば大丈夫」ではありません。

会社情報は、そもそもSNSに載せない。

この原則です。


BeRealで漏洩しやすい企業情報

企業が特に注意すべき情報は、次のようなものです。

1. 社員証・入館証

新卒社員が最も軽い気持ちで投稿しやすいものです。
しかし、個人情報と社内情報が同時に含まれるため、非常に危険です。

2. ホワイトボード

会議室のホワイトボードには、未公開情報や顧客名、案件名が残っていることがあります。
背景に少し映っただけでも、拡大すれば読める場合があります。

3. PC画面

メール、社内チャット、顧客管理画面、資料ファイル名などが映り込む危険があります。
本人が気づかないうちに情報漏洩しているケースもあります。

4. スケジュール表

番組制作、イベント運営、営業訪問、プロジェクト進行などのスケジュールは、外部に出してはいけない情報です。
特にメディア・芸能・広告・イベント業界では大きな問題になります。

5. 研修資料

新卒研修の資料でも、社内ルール、組織図、取引先名、事業計画が含まれることがあります。
「研修中です」という投稿でも、資料が映れば漏洩です。

6. 他の社員の顔

本人だけでなく、周囲の社員が映り込むこともあります。
無断撮影・無断投稿は、社内トラブルや個人情報問題につながります。


問題はBeRealではなく、投稿する人の危機管理意識

ここで誤解してはいけないのは、BeRealというサービス自体が悪いわけではないということです。

問題は、
会社情報を扱う立場になっても、学生時代のSNS感覚のまま投稿してしまう人がいることです。

学生時代に、未成年飲酒や喫煙を投稿していた。
アルバイト先の裏側を面白がって載せていた。
友人の個人情報や顔写真を無断で出していた。
学校やサークルの内部事情をSNSに書いていた。
迷惑行為を“ネタ”として投稿していた。

こうした人物は、入社後も同じ感覚で会社情報を扱う可能性があります。

もちろん、過去に問題投稿があったからといって、必ず情報漏洩を起こすとは限りません。
しかし、SNSに対する危機管理意識は、過去の投稿に出ます。

企業が採用前に見るべきなのは、まさにそこです。


「未成年飲酒を載せる人」は、なぜ企業情報も載せてしまうのか

採用前のSNS調査で、未成年飲酒や喫煙の投稿が見つかることがあります。

このとき企業が見るべきなのは、単に
「過去に飲酒していたか」
「喫煙していたか」
だけではありません。

本当に見るべきなのは、
それをわざわざSNSに投稿していた感覚です。

ルール違反をした。
それを隠すどころか、面白がって載せた。
自分の行動が将来どう見られるか考えていない。
公開範囲や拡散リスクを理解していない。
周囲がどう受け取るか想像できていない。

この感覚は、企業情報の扱いにもつながります。

社員証を撮る。
社内資料を背景に入れる。
研修中の様子を載せる。
現場のスケジュールを写す。
取引先名が入った資料を投稿する。

本人にとっては、どれも“軽い投稿”です。
しかし企業にとっては重大なリスクです。


採用後に教育すれば大丈夫、では遅い

もちろん、企業にはSNS研修が必要です。

入社時にSNS利用ルールを説明する。
機密情報の定義を教える。
投稿禁止例を具体的に示す。
社員証やPC画面、資料の撮影禁止を徹底する。

これは必ず行うべきです。

しかし、それだけで十分ではありません。

なぜなら、そもそも危機管理意識が低い人物は、ルールを軽く考える可能性があるからです。

「これくらい大丈夫」
「友達しか見ていない」
「すぐ消せば平気」
「面白いから載せただけ」

この考え方を持つ人は、入社後の研修だけでは変わりにくいことがあります。

だからこそ、採用前の段階で、SNS利用の傾向を確認する必要があります。


採用前のバックグラウンドチェックで見るべきポイント

新卒採用において、企業が採用前に確認すべきポイントは次の通りです。

SNSに違法・不適切行為を投稿していないか

未成年飲酒、喫煙、迷惑行為、危険行為などを投稿している場合、ルール意識の低さが疑われます。

他人の情報を軽く扱っていないか

友人の顔、名前、学校名、バイト先、DM画面などを無断で投稿していないか。
他人の情報を軽く扱う人物は、会社情報も軽く扱う可能性があります。

バイト先や学校の内部情報を投稿していないか

アルバイト先の裏側、シフト表、客の情報、学校内部の資料などを載せていた場合、企業情報の扱いにも不安が残ります。

承認欲求が強すぎないか

「すごいと思われたい」「特別な場所にいると見せたい」という投稿傾向が強い場合、入社後に社員証や社内資料を投稿するリスクがあります。

注意されたときの反応に問題がないか

SNS上で逆ギレ、他責、暴言が多い人物は、入社後にトラブルを外部へ発信する可能性があります。


BeReal時代の企業が作るべきルール

企業が今すぐ整えるべきなのは、抽象的なSNSルールではありません。

「機密情報を漏らさないように」
「会社の信用を傷つけないように」

これだけでは、新卒社員には伝わりません。

必要なのは、具体例です。

  • 社員証を撮らない

  • 入館証を撮らない

  • デスク周りを撮らない

  • PC画面を撮らない

  • ホワイトボードを背景にしない

  • 会議室で撮らない

  • 研修資料を写さない

  • シフト表やスケジュールを写さない

  • 他の社員を勝手に写さない

  • 会社名が分かる場所で投稿しない

  • 取引先名や顧客名が見えるものを載せない

ここまで言語化しなければ、伝わらない人もいます。

特にBeRealのように、その場の空気で投稿しやすいSNSでは、
撮る前に確認する習慣を徹底させる必要があります。


採用してからでは、企業のほうが身動きできなくなる

企業が最も意識すべきことがあります。

それは、採用後に問題が起きても、簡単には取り返せないということです。

SNSに社員証を上げた。
社内資料を載せた。
現場スケジュールを投稿した。
取引先情報が映り込んだ。

このような問題が起きたとしても、すぐに解雇できるとは限りません。

投稿の内容、悪質性、就業規則、教育の有無、会社への損害などを慎重に見なければなりません。

一人の新卒社員の軽率な投稿によって、企業は対応に追われます。

謝罪。
削除依頼。
関係先への説明。
社内調査。
再発防止策。
場合によっては取引先との信頼関係の修復。

採用前に見えていた可能性のあるリスクを見落とした結果、企業全体が負担を負うことになるのです。


実際に、金融機関でも問題化したBeReal投稿

このリスクは、決して仮定の話ではありません。

最近も、地方銀行の行員がBeRealに営業店の執務室内を撮影した画像や動画を投稿し、それが外部に拡散されたことで問題になった事例がありました。

報道によれば、投稿された画像や動画には顧客名などが映り込んでおり、当初は個人7名の氏名が確認されたとされていました。その後、被害範囲は個人8名分の氏名、うち1名は住所、さらに19法人の名称まで確認されたと報じられています。行員による撮影は一度ではなく、一定期間にわたり複数回行われていたともされています。

企業にとって重要なのは、この事例が「銀行だから起きた特殊な事故」ではないという点です。

問題の本質は、BeRealのような“その場のリアル”を投稿するSNSに、職場の内部情報が意図せず映り込んでしまうことです。

本人は、友人に日常を見せる感覚だったのかもしれません。
しかし、企業から見れば、それは顧客情報や社内情報の外部流出です。

さらに怖いのは、BeRealが「親しい人だけに見せているつもり」でも、スクリーンショットや画面録画によって外部に拡散される可能性があることです。実際、BeRealの投稿は一定時間で見えなくなると思われがちですが、第三者が保存すれば本人の想定を超えて広がる可能性があります。

この事例が示しているのは、
「悪意があるかどうか」ではなく、「職場で何を撮ってはいけないかを理解しているか」
が企業リスクになるということです。

社員証、ホワイトボード、執務室、PC画面、スケジュール表、顧客名、取引先名。
本人にとっては背景に映っただけでも、企業にとっては漏洩事故になります。

だからこそ、企業は入社後にSNS研修を行うだけでなく、採用前の段階でその人物のSNSリテラシーや情報管理意識を確認しておく必要があるのです。


まとめ|BeRealで情報漏洩する新卒は、採用前から兆候が出ている

BeRealで企業情報を漏洩させる新卒は、ある日突然そうなるわけではありません。

多くの場合、過去のSNS利用に兆候があります。

未成年飲酒や喫煙を投稿していた。
バイト先の情報を載せていた。
友人の個人情報を軽く扱っていた。
迷惑行為を面白がって投稿していた。
公開範囲や拡散リスクを理解していなかった。

こうした傾向がある人物は、入社後も同じ感覚で会社情報を扱う可能性があります。

企業が守るべきものは、資料だけではありません。
信用です。
取引先との関係です。
社員の安全です。
企業ブランドです。

そのすべてが、たった一枚のBeReal投稿で傷つく可能性があります。

だからこそ、採用前に見るべきなのです。

面接では見えない。
履歴書にも出ない。
でもSNSには出ている。

新卒採用において、バックグラウンドチェックは、もはや特別な調査ではありません。
企業を守るための、現実的な採用リスク対策です。


Q1. BeRealで企業情報が漏洩するリスクはありますか?

あります。BeRealはその場の日常を撮影して投稿する性質があるため、本人が意図していなくても、社員証、PC画面、社内資料、ホワイトボード、スケジュール表、顧客名、取引先名などが背景に映り込む可能性があります。企業にとっては、単なる日常投稿ではなく、機密情報漏洩につながるリスクがあります。


Q2. 新卒社員がBeRealで情報漏洩を起こしやすい理由は何ですか?

新卒社員は、社会人としての情報管理意識がまだ十分に身についていない場合があります。本人は「友達に見せるだけ」「一瞬だけの投稿」「面白いから撮っただけ」と考えていても、企業情報が映り込めば外部流出になります。学生時代のSNS感覚のまま職場で投稿してしまうことが、漏洩リスクにつながります。


Q3. BeRealで漏洩しやすい企業情報には何がありますか?

社員証、入館証、社内資料、研修資料、PC画面、社内チャット、顧客名、取引先名、ホワイトボード、会議資料、スケジュール表、撮影現場や営業先の情報などです。本人がメインで撮ったつもりがなくても、背景に映り込むだけで情報漏洩になる可能性があります。


Q4. 「友達限定」のBeReal投稿でも危険ですか?

危険です。友達限定であっても、スクリーンショットや画面録画、別SNSへの転載、グループチャットへの共有によって外部に拡散される可能性があります。SNSに投稿した時点で、本人が完全にコントロールできる情報ではなくなります。


Q5. BeRealの情報漏洩は悪意がなくても問題になりますか?

問題になります。企業情報の漏洩は、悪意の有無だけで判断されるものではありません。本人に悪気がなくても、顧客情報や社内情報が外部に出れば、企業の信用低下、取引先への説明、社内調査、再発防止対応などが必要になります。


Q6. 未成年飲酒や喫煙をSNSに載せていた学生は、採用上リスクになりますか?

採用上のリスクとして確認対象になります。問題は、未成年飲酒や喫煙そのものだけではなく、それをSNSに投稿してしまう感覚です。ルール違反や不適切行為を外部に見える場所へ載せる人物は、入社後も会社情報を軽く扱ってしまう可能性があります。


Q7. 採用前にSNSを確認する目的は何ですか?

採用前にSNSを確認する目的は、候補者の私生活を監視することではありません。情報管理意識、公開範囲への理解、他人の情報の扱い方、承認欲求の強さ、ルール意識などを確認し、入社後の情報漏洩や炎上リスクを未然に防ぐためです。


Q8. BeRealでの情報漏洩を防ぐには、企業は何をすべきですか?

企業は、入社時にSNS利用ルールを明確に伝える必要があります。特に「社員証を撮らない」「PC画面を写さない」「ホワイトボードを背景にしない」「研修資料を投稿しない」「顧客名や取引先名が見えるものを載せない」など、具体例を示すことが重要です。抽象的な注意喚起だけでは不十分です。


Q9. SNS漏洩リスクは入社後の教育だけで防げますか?

入社後の教育は重要ですが、それだけで完全に防ぐことは難しいです。SNSリテラシーや情報管理意識は、学生時代からの投稿傾向に表れることがあります。だからこそ、採用前のバックグラウンドチェックで過去のSNS利用を確認することが重要になります。


Q10. 新卒採用でバックグラウンドチェックは必要ですか?

必要性は高まっています。新卒採用では職務経験がないため、面接やエントリーシートだけで人物を判断するのは難しい面があります。SNS上の公開情報を確認することで、情報管理意識、ルール意識、他者への配慮、炎上リスクなど、面接では見えにくい部分を把握できます。


Q11. BeRealで企業情報を漏洩させる人には、採用前から兆候がありますか?

兆候が出ているケースはあります。たとえば、過去に未成年飲酒や喫煙、迷惑行為、バイト先の内部情報、友人の個人情報などをSNSに投稿していた場合、情報公開への危機感が薄い可能性があります。入社後に同じ感覚で会社情報を扱うリスクがあります。


Q12. 企業が採用前に見るべきSNSリスクは何ですか?

見るべきなのは、単発の投稿だけではなく投稿傾向です。違法・不適切行為を載せていないか、他人の情報を軽く扱っていないか、バイト先や学校の内部事情を投稿していないか、承認欲求が強すぎないか、注意されたときに逆ギレや他責思考が出ていないかを確認することが重要です。


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