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待ってました!ゴールデンウィーク

年金暮らしと言うことは基本無職である。無職と言うことは当たり前ではあるが労働収益がないということである。しかし働いていないのであるから、毎日が休日である。

毎日が休日と言うことは毎日が日曜日と言うことだ。いえいえそれは違う。1週間は言うまでもないが、月曜から始まり日曜で終わる。生まれ持って1週間にならされた身体は、そのリズムが身体に染みついている。たとえば祝日が火曜日としたなら、日曜日の休日と火曜日の休日は違う感覚を覚えるはずだ。少なくとも除雪王は同じ休日でも精神的にというか、体感的にというか差異を感じる。

今年もゴールデンウィークが始まった。現役有職者にとって待ちに待った連休だ。労働に疲れた体を癒す期間でもあるだろうし、リフレッシュする期間でもあるだろう。日々の労働ご苦労様ですと言いたい。

しかし除雪王は毎日が休日である。ただ先ほど述べたよう日曜は感覚的には他の休日と違うが。とは言っても、現実毎日が休日には変わりがないのでゴールデンウィークを心待ちにしていたわけではない。

除雪王、小学時代を思い出す。除雪王の家は水田農家であった。ちょうどゴールデンウィークあたりはいろいろな農作業が忙しくなる季節でもあった。

飯を食うには子供であれ労働をするのが当然という家に育った。昔はそのような時代だと思われるかもしれないが、少し除雪王家はずれていた。戦前の感覚の家と言う感じであった。

ほぼ友達の家は農家であったが、子供を農作業に使っている家はその当時にはほぼなかった。使ったとしても、アルバイト的に小遣いを与えていた。勿論除雪王家は無給である。

そんな環境の除雪王であったから、特にゴールデンウィークに観光地に出かける家族などをテレビのニュースで見て、想っていた。将来、農家などやりたくない、休みのとれる仕事に就きたいと。サラリーマンに憧れていたのだ。

しかし結果はどうだ、サラリーマン生活はわずかで終え、いわゆる、商売を始めた。その結果ほとんど日曜、祝日に休みは取れなく、下手をすると休みさへ取れない月もあった。正月元旦さえ、仕事の日も幾度かあった。

結局ゴールデンウィークをがっちり味わう感覚がなく老人になった。余暇を楽しむ感覚が育たず老人になったともいえる。そのせいか、休むことに罪悪感すらいまだに感じている。

そんな今現在、毎日が休日であると申し上げたが、正直に言うとゴールデンウィークが到来したことを除雪王、どこか嬉しく思う感覚を頭の隅っこに感じているのである。毎日が休日であっても、誰に遠慮も要らない休日はゴールデンウィークのようだ。若き頃味わえなかったゴールデンウィークを存分に味わいたい除雪王がここにいる。何処に出かける予定もないが。

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