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「物流は運送会社に任せておけばいい」——そんな“丸投げ”の時代が、いよいよ終焉を迎えようとしています。

現場に無理を強いる「コスト削減」の限界

これまで、多くの企業にとって物流は「コスト削減の対象(コストセンター)」として捉えられがちでした。

輸送や荷役といった現場の負担は、取引上の関係からどうしても弱い立場になりやすい運送事業者が単独で抱え込み、無理を重ねることで成り立っていた側面が否定できません。

しかし、少子高齢化や労働環境の変化が進む中で、このような現場の犠牲の上に成り立つ非効率な体制は、もはや持続不可能です。

これまでのやり方にしがみつき現場に負担を押し付け続けるのか、それとも物流を自社の成長を支える強みとして再定義するのか。

その決断が、企業の生き残りを左右する大きな分岐点となっています。


制度の強化がもたらす「経営と物流の直結」

この物流のあり方を根本から変える契機となっているのが、物流効率化に向けた努力義務を課す法的な規制の強化です。

なかでも注目すべきは、一定規模以上の事業者(特定荷主)に対して、「CLO(物流統括管理者)」の選任が義務化された点です。

CLOとは、経営レベルの意思決定権を持ち、部門横断的に物流改革を推進する役員クラスのポジションを指します。

これによって、物流は外部に委託して終わりの「一過性の業務」から、経営者が自ら全面的に法的責任を負う「ガバナンス(企業統治)」の対象へと大きく転換しました。

積載率の向上や荷待ち時間の短縮に真剣に取り組む荷主企業だけが、運送会社から「選ばれる荷主」となり、将来にわたって安定した輸送リソースを確保できるようになるのです。

私たちは、これからの時代を生き抜くために最も重要なのは、荷主企業と運送会社が「発注者(強者)と受注者(弱者)」という従来の上下関係を脱し、持続可能なサプライチェーンを築き上げる「対等なパートナー(共同体)」として手を取り合うことだと確信しています。

お互いの業務実態をデータとして可視化し、現場の非効率を共同で改善していくことが、結果として全体のオペレーションコストを低減させ、ひいては企業のブランド力を向上させるESG経営(環境・社会・ガバナンスを重視した持続可能な経営)に直結するからです。

単なる価格交渉ではなく、お互いのビジネスを存続させるための健全な取引構造の是正こそが、双方に最大のメリットをもたらします。

具体的には、以下のような具体的なアプローチを通じて、運行体制や商習慣をアップデートしていく必要があります。

  • 業務実態の可視化
    デジタコやスマートフォンアプリを活用し、待機時間や荷役時間を正確に記録・データ化します。

  • 契約・商習慣の是正
    超過待機に対する料金請求ルールの明文化や、荷役・棚入れといった付帯作業の別料金化を明確にし、正当な対価を得る仕組みを作ります。

  • 作業生産性の向上
    パレット化やシステムの導入によって荷待ち時間を削減し、データを共有しながら荷主企業と共同で改善を進めます。

  • 運行体制の最適化
    長時間労働を是正しつつ、稼働を止めない「中継リレー輸送(長距離運行を複数のドライバーで分担する仕組み)」や、同業他社との「共同配送」を推進し、積載率を高めます。


私たち滝沢物流としても、ただ荷物を目的地へ「運ぶ力」を提供するだけでなく、こうした運行データを読み解き、お客様へ最適な改善策を提案できる「コンサルティング力」を磨き続けていきたいと考えています。

互いの実情を深く理解し、手を取り合って物流の非効率を排除していく「対等なパートナーシップ」を築くことこそが、物流を経営戦略の中核へと進化させ、お互いの明るい未来を切り拓く唯一の道なのです

さて、この記事を読んでくださっている皆さんの企業では、いまだに物流を「現場任せのコスト」として処理してしまっていませんか?

運送会社からの提案や実情の訴えに対し、「コストが増えるから」と、話し合いのテーブルに着くことすら避けてはいないでしょうか。

現場のリアルな声に耳を傾け、お互いの課題を共有し合うことこそが、新しい価値と信頼関係を生み出す第一歩です。


滝沢物流が目指すパートナーシップの未来

物流業界のパラダイムシフトは、すでに確実に始まっています。

私たち滝沢物流は、「お客様の明るい未来を物流で支える」という使命感を胸に、お客様のビジネスを物流で全力でサポートし、共に発展・成長を遂げていくことを目指していきたいと考えています。

そのためにも、「一緒に働く仲間を大切にする」という企業理念を根幹に置き、社員一人ひとりが生き生きと輝き、人柄の良さと高い安全意識(安全性優良事業所認定)を発揮できる、心理的安全性に満ちた職場づくりを追求し続けてまいります。

「感謝・謙虚・思いやり」の社是を全員で共有し、人にしかできない丁寧な対話や寄り添う姿勢を大切にしながら、お客様に心から喜ばれ、地域社会にも貢献できるスマートな輸送サービスを共に創り上げていきたいと強く願っています。

お互いに「選び合い」、共に成長を勝ち取る未来へ向けて。
まずは私たちの身近な物流プロセスを、一緒に見直してみませんか?


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