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安全運転と無事故を実現するドライバーの習慣

夕方の運転中、強烈な西日に目を奪われて一瞬ヒヤッとした経験はありませんか?

あるいは、同僚とのやり取りで、ちょっとした言葉の聞き間違いから大きなトラブルになりかけたことはないでしょうか?

運転業務や日常の仕事において、私たちは常に「ヒューマンエラー」のリスクと隣り合わせにいます。

問題が起きたとき、私たちはつい感情的になり、
「誰がミスをしたのか?」
「誰の責任なのか?」
と犯人探しをしてしまいがちです。

しかし、本当に大切なのは
「なぜエラーは起きたのか?」
「どうすれば防げたのか?」
を考えることです。

人間である以上、ヒューマンエラーを完全になくすことはできません。

だからこそ、誰もが共通して陥りやすい「エラーの罠」を知り、対策を打つことが安全への第一歩となります。


現場で起こりやすいヒューマンエラーの具体例を2つご紹介します。

1つ目は、運転中の視認性低下によるミスです。

夕日がまぶしくて目を細めながら運転していたところ、高さ制限の標識を読み間違え、あわや鉄道の橋桁に衝突しそうになったというケースがあります。

特に太陽が沈みかけ、視界の正面に直接光が入る時間帯は、まぶしさで標識が見えなくなるだけでなく、目を細めることで極端に視野が狭くなり、事故が多く発生します。

2つ目は、指示の曖昧さによる思い込みです。

バスの車内に不審物があり、「不審物の写真を撮って」と指示を出したところ、受け手は「(手で)取って」と言われたと勘違いし、危険なものに直接触れてしまった事例があります。

緊張した状況下では、発音が同じ言葉は誤解を招きやすく、確認不足や思い込みがエラーを誘発します。

過去には、高電圧の電線に引っかかった飛来物を、同様の聞き間違いから素手で除去してしまったという恐ろしい事象も起きています。

ヒューマンエラーを防ぐためには、精神論ではなく、人間の特性を理解した上での「具体的な行動」と連鎖するエラーチェーンを断ち切る「環境作り」が必要です。

 なぜなら、人は環境の変化や焦りといったストレスによって、簡単に判断力や注意力が低下する生き物だからです。

まぶしさや緊張といった要因が重なると、普段なら絶対にしないようなミスを無意識のうちに犯してしまいます。

例えば、西日による視認性低下を防ぐには、サングラスやサンバイザーを有効活用することが効果的です。

これらを使うことで、強い日差しの中でも歩行者や車の輪郭をはっきりと捉えやすくなります。

ただし、サンバイザーは上部の視界を遮ってしまい、サングラスはトンネルや日陰に入った際に急に周囲が暗く見えにくくなる現象(暗順応)を引き起こし、危険を見落とすリスクもあるため、状況に応じた使い分けが不可欠です。

また、言葉の勘違いを防ぐためには、指示をより具体的にすることが重要です。

「写真を撮る」ではなく「撮影する」というように、別の意味に捉えられない言葉を選びます。

そして、指示を受けた側は必ず内容を声に出して復唱し、確認を徹底します。

相手が焦っていて精神的な余裕がない場合は、まず落ち着かせる言葉をかけるといった配慮もエラー防止に繋がります。

このように、人間の弱さを補う具体的な道具の活用と、ミスコミュニケーションを防ぐ明確なルールの徹底こそが、ヒューマンエラーを防ぐ最も有効な手段なのです。


私たち滝沢物流は、物流のプロとして安全・無事故を最大の使命とし、知識や技術、そして人間性を高めることで、最高の信頼を継続できる企業でありたいと強く願っています。

問題やトラブルが発生した際には、それを成長のチャンスと捉え、しっかりと対策を講じて同じ過ちを繰り返さない組織を目指していきたいと考えています。

日々の業務において、和やかな笑顔での挨拶(和顔)や、思いやりのある優しい言葉遣い(愛語)を心がけ、報告・連絡・相談を徹底することで、チームワークという強い信頼の架け橋を築いていきたいのです。


さて、この記事を読んでくださっているあなたは、日常の運転や仕事の中で、自分の思い込みや曖昧な言葉選びによってヒヤリとしたことはありませんか?

明日から、西日対策のサングラスを手の届く場所に準備したり、同僚への指示を「少しだけ具体的な言葉」に変えてみたりしませんか?

ヒューマンエラーは「人間の弱さ」が引き起こすものですが、それを防ぐのは私たちの「知恵と思いやり」です。

誰かのミスを責めるのではなく、どうすればみんなが安全に心地よく働けるのかを考え、実践していくこと。

その当たり前の積み重ねが、本物の信頼と安全な社会を作っていくのだと私たちは信じています。

今日からできる小さな工夫を取り入れて、安全で安心な毎日を目指していきましょう。