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プロジェクト・ヘイル・メアリー(2026)

久しぶりのSF超大作なので、これは絶対どデカいスクリーンで観なければ!と、もうワクワク気分で公開直後にグランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザー/GTテクノロジーシアターで観た「プロジェクト・ヘイル・メアリー」について。でも、この映画、ネタバレ等がセンシティブな作品なので、しばらく感想はアップしないで今日まで来た。

僕は原作を読んでいるので、原作の面白さのポイントも、物語のボリュームもわかっている。それ故に、この長大な物語を2時間半ほどの映画に収めるにはあちこちカットして再構成しなきゃならないことは当然、原作の特に上巻の内容をそのまま映画にしたら冗長で退屈な画になってしまうことは百も承知。

それでも、この原作だからSF超大作になるんだろうって期待を抱いて劇場に足を運んだ。そして映画が始まってしばらくして、「インターステラー」(または「コンタクト」)を観に行ったら「E.T.」だった…みたいな気持ちになった。これは悪く言ってるのではなく、自分の思っていたのと全く違うジャンルの映画に仕上がっていたということ。

その完成度は非常に高く、万人が楽しめる、客層の広い、ある種のファミリー映画であり、世界中で大ヒットを飛ばしたという結果も伴って、このアレンジには文句の付けようがない。あの原作を、大ヒットする映画に見事に再構築した手腕には拍手を送りたい。ぜひスクリーンで観てほしい!とオススメできる一作だ。

そんな中、あえて苦言を言わせてもらうなら、(予告編に登場してるのでネタバレにならないと思うが→)異星人ロッキーの扱いがペットキャラみたいになってるのだけは嫌だ。ロッキーは、見た目こそ人間と違えどグレースと同じ頭脳明晰な科学者なのだ。そのあたりのリスペクトが足りない。(けど、そのおかげでロッキーは本作における可愛い役まわりを担い、人気者となったわけだが。)

あと、原作を先に読んでいて良かったと思う。原作では主人公が「ここはどこ? 私はだれ?」状態から、科学者らしく実験を繰り返し、少しずつ謎を解いていく過程が面白さの土台になっており、徐々に自分の置かれた状況を把握したところで、突然ロッキーが現れて、そっち系の話だったのかーっ!?とビックリする作りになっているので、映画(または映画の予告編)を観た後では、このビックリ体験が出来なくなってしまう。これは仕方ないことなんだけどね…。

最後に… ライアン・ゴズリング、見事な一人芝居でした!

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