見出し画像

携帯電話を川に落としたよ《ショートショート》

takewoodyです。
今週の「アマノ文筆クラブ」第20回目のお題は
「携帯電話を川に落としたよ」
です。 

k#アマノ文筆クラブ #甘野充さん企画  
#ショートショート    #携帯電話を川に落としたよ

今回も書けるかな? 頭をフル回転させ、思いつくままに書いてみます。
では、即席で作ったショートショートをどうぞ。

◆携帯電話を川に落としたよ《ショートショート》(590文字)

毎朝、夫婦そろってルーティンの散歩
たまには、川辺の方に行ってみようか。

川辺を歩いていると、携帯の着信音が鳴った。

そこに表示されていたのは
以前、別れた彼女の名前だった。

めちゃ焦った。
横には妻がいる。

何でもない風を装って再び、ポケットにしまう。

何で、出ないの?

仕事の電話だから後でいいよ。

仕事の電話じゃなくて、どっかの女なんじゃない?

いやいや違うよ。

なら、ちょっと見せて。

ダメだよ

何でよ! 貸して。

おいおいダメダメ

あーーードボン

僕の携帯は川に落ちた。
落ちたのか、落とされたのか。

川に落ちた携帯の波紋は
妻の鬼の形相が写っていたように見えたのは気のせいだろうか。

慌てて拾い、水浸しになった携帯を服で拭う。
果たして携帯は生きているのか。

あろうことか、川から救い上げた携帯の画面は
昔の彼女の名前が出たままフリーズされていた。

それを見た妻は
やっぱり、女じゃない!

バツが悪いから、妻を責めるつもりもなく
この携帯、3秒ルールは適用されないんかな~
と妻に言ってみた。

何よそれ!

よくさ、食べ物落としても、3秒以内ならセーフってあるじゃん。
携帯を川に落とした3秒ルールは、なぜ機能しない?

そんなの知らないわよ。

3秒以内に川から拾ったかもしれない
でも、3秒ルールは携帯電話には機能しなかった。

女の名前の表示は3秒たっても消えなかった。
僕の焦りも3秒たっても消えなかった。
妻の怒りも3秒たっても消えなかった。

おわり

◆あとがき

今回も難しかったが、想像力をフルに使い楽しく書くことができました。
散歩中に川に携帯を落とすというシチュエーションから書き始めた。

携帯ショップに行って店員とのシチュエーションを途中まで書いたが
アイデアが膨れ上がり違う展開にシフト。
なんかありそうでなさそうな妻と昔の彼女を絡めたStory展開に!
最後は3秒ルールを入れたくて、こんなEndingになりました。

空想の世界、小説の世界を楽しんで頂ければ幸いです。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
ではまた。

◆takewoodyの【ショートショート】

過去に書いたすべてのショートショートのマガジン作りました。
現在、25作品になりました。こちらの作品も読んで頂けると嬉しいです。


いいなと思ったら応援しよう!

takewoody@学ぶことは人生のスパイス 人生を豊かにするための、思考、知識、自己啓発、読書からの学びを発信しています。スキやコメント、フォローが創作活動の励みになってます! 「役に立った、気づきを得られた、もっと読みたい」 と思っていただけたら「これでコーヒーでも飲みな」的な感じで サポートしていただけたら嬉しいです。