猫にこんばんは《ショートショート》
takewoodyです。
毎週恒例となりました「アマノ文筆クラブ」
第10回目のお題は「猫にこんばんは」
今回も書けるかな? 頭をフル回転させ、思いつくままに書いてみます。
では、即席で作ったショートショートをどうぞ。
◆猫にこんばんは《ショートショート》(843文字)
あの土手の手間にある神社に猫がいるじゃん。
あーあの猫か。
それがさ、つい先日、死んじゃったらしいんだよ。
それも神社のご主人が、たいそう可愛がってたらしくてさ。
その悲しみを紛らわすために、招き猫を置いているらしいんだよ。
そして、可愛がってた猫の分身のように
まねき猫に毎日、話しかけているらしいんだ。
そんなご主人を見た近所の住民は同情してか
そのまねき猫に話しかけるまではしないけど
挨拶をするようになったらしいんだよ。
ほとんどの人が朝には、おはよう!
お昼には、こんにちは!
と招き猫に挨拶するけど、何も返事がないらしい。
お前アホか? 返事なんてあるわけないだろ。
だって招き猫なんだから。
それがさ、夜は違うらしいんだ。
はっ?
お前は何を言っているんだ?
夜になると、神社なんて誰も寄り付かないけど
あそこの土手は、マラソンする良いコースらしく
夜はランナーが多いんだよね。
そのランナー達が、まねき猫の噂を聞いて
夜は、こんばんは! と挨拶するらしんだ。
なんか、爽やかスポーツ系のランナーらしい話やな。
そして、なんと、その招き猫から返事の挨拶があったらしい。
はっ? 嘘つけ!
なら聞くが、招き猫は置物であって生きてないよな。
そうだよ。生きてないよ。
生きてないものが返事をするのか?
それゃ俺も、初めはそう思ったわ。でも、みんなそう言っている。
そして、ちゃんと挨拶するランナーは走るのが早くなるらしい。
挨拶しないランナーは、その後、ケガしたり、病気になったり
タタリのような、不運が襲いかかるみたいだぜ。
わかった。
じゃ今夜、試しに行こう!
その後、夜の神社にて
おーいたいた、招き猫だ。
想像していたより、でかいな!
こんばんば!
・・・・・・
やっぱ、何も返事ないじゃないか?
お前、どうせ返事ないと思って挨拶しているだろ!
それが良くないんだ、きっと。
はいはい、わかりました。
まねき猫さん、こんばんは。
こ・・・こ・・・こんばんは。
うぉーーーまじか!!
猫が喋った! いや、招き猫が喋った。
きっと死んだ猫の魂が宿ったのかもしれない。
おわり
◆あとがき
今回のタイトルのお題を聞いて、招き猫が思い浮かびました。
それをひねって、こんな感じのものになりました。
でも、招き猫は喋らないかな?
なんて思う子供もいるような気がします。
まねき猫も大事にすれば、魂は宿るかもしれません。
今回も、想像力をフルに使い楽しく書くことができました。
空想の世界、小説の世界を楽しんで頂ければ幸いです。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
ではまた。
#アマノ文筆クラブ
#甘野充さん企画
#ショートショート
#猫にこんばんは
◆先週、第9回目のお題は「無茶ぶりはやめて」
こちらも読んで頂けると嬉しいです。2本書きました。
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