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井之頭五郎も愛した台北「古早味豆花」


◆台北・寧夏夜市近くの「古早味豆花」

台北の下町・大稲埕エリア民生西路沿い、寧夏夜市に近い場所に、豆花の名店「古早味豆花」(大同区民生西路210號)があります。
同店は「地球の歩き方」など有名な旅行ガイドブックにもたびたび紹介されるお店で、私も2009年に一度訪れる機会に恵まれました。
「古早味」とは現地の言葉で、「昔ながらの」、「懐かしの」という意味。
トッピングは豊富に用意されていましたが、私は芋団子のみをトッピングしたもっともオーソドックスな豆花をオーダーしました。
価格はたしか40元だったと記憶しています。
旅の最終日、素朴な甘さをした豆花のシロップは、強行日程で疲れが残った体を癒してくれました。

「古早味豆花」の芋団子入り豆花(2009年)

店内には新聞や雑誌で紹介された際の記事や、那覇でのイベントに出店した時のポップなどが展示されていました。

「那覇まつり」出店時のポップ
「古早味豆花」の看板

◆「孤独のグルメ」Season5の台湾編にも登場

先日訪台した時のこと。「波麗路西餐廳」での昼食を終え、次の目的地である「台湾新文化運動紀念館」に向かっていた私は、17年ぶりに「古早味豆花」の前を通りました。
しかし、その時の私は台湾新文化運動や二・二八事件の史跡を巡ることで頭がいっぱいで、あまり時間的余裕がないので史跡巡りを優先したいということで、「古早味豆花」の前を素通りしてしまいました。

結局、豆花それ自体は夜に西門町で改めていただいたのですが、思い出の「古早味豆花」の豆花のことがどうしても頭から離れず、帰国後にあれこれ調べていたところ、次のような事実を知りました。

テレビ東京系「孤独のグルメ」は、松重豊さん演じる輸入雑貨商・井之頭五郎が仕事先で食事を楽しむ様子を淡々と描いた人気の深夜ドラマですが、2015年10月31日に放映された「Season5」第5話の舞台が台湾で、そのなかで「古早味豆花」が紹介されたとのことです。
私はこの放送を視聴したことはありませんが、迪化街(大稲埕西部)の永楽市場にある食堂「永楽小吃」で名物の鶏肉飯や乾麺を楽しんだ五郎は、デザートも欲しいということで「古早味豆花」に移動し、タピオカ入りの豆花に喜んでいたといいます。
自分が若い頃ガイドブックを片手に訪れたお店に、数年後人気ドラマの俳優さんがロケで訪れるという偶然を知り、誇らしい気持ちになったのは言うまでもありません。

◆おわりに

今回の訪台では歴史散策を優先した関係で立ち寄りそびれましたが、「古早味豆花」は台北捷運淡水信義線の雙連駅1番出口から西に徒歩5分の場所にあり、中山駅や台北駅からも寧夏夜市経由で徒歩でアクセス可能という便利な立地のお店です。
本稿をご覧になられた方で、これから台北に行かれる予定のある方は、ぜひ一度「古早味豆花」で優しい甘さの豆花を味わってみることをお勧めします。

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