えくぼヶ原の住民になった感想

鷲崎健さんの6枚目のアルバム「えくぼヶ原飄夢譚」。
クラウドファンディングで資金を調達したところ、とんでもない額が集まり、結果的に7枚目のアルバムの制作が決まった。

僕も少ないながら支援させていただき、先日返礼品が届いた。

箱からすでに素敵ですよ
回覧板が入ってる。

返礼品やアルバム自体の感想などは解禁日である6/15の21時までは出さないようにと言うお達しがあるので、このnoteのエントリーは解禁日に公開している(予定)。

・・アルバム自体の話の前に、この解禁日のことを先に書こうと思う。

トレンド入りのための解禁日設定

アルバムを含めた返礼品は5/31に到着した。
その返礼品の中に「回覧板」として1枚、リーフレットが入っていた。
そこには「ドヤるのは 6/15 21時に!トレンド入りさせて盛り上げよう!」という言葉が。それまでは感想などは呟くなというお達しである。
なのでこの感想を公開にするのが6/15の21時になったのである。

このやり方、どうやら以前にbambooさんが別のCFでやって盛り上がったという実績があったようで、今回もやろうということになった。
その提案がDiscode上に上がったときには「いいね」となって採用された。

しかしまぁ、これがなかなか苦行で。
2年も待ったアルバムが目の前にあるのに、感想を書くのは2週間後。
もちろん僕はそのしきたりに習ってこのnoteは解禁日に公開設定をしている。
まぁDiscodeでの経緯をちゃんと見ていなかったので文句を言う筋合いはないと思っている。
でも一瞬のトレンド入りのために2週間も感想も言えないって辛くない?
だって、ずっと待ってたんだよ?アルバム出るの。
で、少額でも支援できて、その返礼品としてアルバムが届いたのに感想を公開の場で言えない。
せめて1週間とか5日くらいにならなかったのかなとも思う。
2週間は流石に長いよ。半月だからね・・。
2年待ったから2週間くらい我慢できるでしょと思ってたのかもしれないけど、ものが目の前にやってきたらそれはもう違うんだよね・・。

実際に箱などをTwitter上で公開した人が現れてギスギスした感想も出てきたし(こういうところ、ほんとにTwitterだなと思う。悪い意味で。)、そういうのを見てツイート消ししたり(僕もいくつか消した)。
その後、ちょっと方針が変わったようだけども、それでも頑なにルールを守らなければ!みたいな状態は続いている。
こんな統制でトレンド入りしたとして支援した人は嬉しいものなのだろうか、とはちょっと思う。

ネガティブおしまい。

実物を見てみよう

まずこのアルバム、2枚組でケースが分厚い。
2枚組のCDだと、最近は1枚分のケースで折りたたみみたいに入っているのが多いけど、このアルバムは2枚分の厚さになっている。
セガサターンのゲームソフトを思い出したw

でも2枚組だけど2枚ともぜんぜん違う楽曲がたくさん入っている。とても素晴らしいアルバムだった。

届いた日の中にPCに取り込んでiPhoneに転送。
そういえば最近、CDをPCに取り込んでということをあまりしなくなっていた。配信で買うことがほとんどだから。
なのでPCにリッピングソフトがない(iTunesはあるけど・・)。
昔はfoobarだとかCD2WAVだとか使ってたけど、今回はMusicBeeでALAC形式でリッピングしてみた。

転送したあと、聴きながら散歩に出かけた。
新神戸から水道筋1丁目まで歩いてた(神戸に住んでてもわからない人が多いと思う。阪急で3駅くらい歩いたと思ってください)。
このアルバム、お散歩するのにちょうどいいのだ。散歩が趣味の鷲崎さんだから・・というわけでもないんだろうけど、ちょうどいい。

全曲感想書くと1万字とか超えそうなので、限りなくかけるところまで書きたいと思う。
音楽的な知識は特にないので、あくまで雰囲気とか、そういうところばかりになるので、専門的な感想はそういう人にお任せします。

Talk to me baby

アルバムの1枚目の1曲目。
この曲を初めて聞いたときの感想は「あ、粋トカ終わっちゃうなー」だった。
粋トカ-ヨルナイト水曜日を引き継いで始まった番組で、鷲崎さんと佑磨さんのトークが中心の番組のエンディングテーマ。
まさに水ヨナ、粋トカのテーマ曲だなぁと思った。
ヨルナイトのOP曲「ヨナヨナ ~Yoke of nights~」は深夜ラジオのいいところ、とくに水ヨナみたいに朝起きたら「あれ、なんだっけ?」となるような曲で、僕は大好きだ。今のヨルナイトは深夜じゃないけど、それでも「あー楽しかった。あれ?なにがあったっけ?」となるのは変わらないので、ちょうどいい。
個人的には「ヨナヨナ」ともう一つの「ラジオの主題歌」だなと思ってる。

5分ドッグ

鷲崎さんのアルバムの中でたぶん「メディアでリクエストするならばこの曲だな」となるキャッチーな曲。
前回の「What a Pastaful World」がパスタ版自動車ショー歌で、今回のアルバムは「5分間犬になるサラリーマン」。
・・いろんな番組に出て宣伝すると思うけど、まぁはたから見たら特殊な歌だなぁって思うよねw
でも今回のアルバム、全体的に「物語となっている歌」が多いので、そう考えると代表曲になるのかなと思う。

沢村ガール~俺が私で私が俺で~

ラブコメ好きな自分としてはこの曲がアルバムに入ったのはとても嬉しかった。
こんなラブコメ、たぶん見たことあるのかもしれないけど、5分の楽曲でその作品を見た気分になるという、まるで「浜村淳の映画解説」である。
花守ゆみりさんのお声も素敵。
そしてこの曲の最後のワードこそ「このワードのための曲じゃない?」と思わせる。
というかそのワード、多分その「あるかどうかわからない」作品のタイトルだと思うw

おかえり太陽

お散歩向け楽曲その1。
雨降ったあとだったり、曇のち晴れの日に聞くと、なんかグッと来る。
「この世界をまた照らしてくれ」
どんよりとしたこの世の中にも太陽がでて照らしてほしいなぁとも思う。
でもまぁ、そんな大きなことまで考えなくても、せめて穀物が育つくらい照らしてほしい。

虹虫

たぶんこのアルバムの中で「最もよくわかんないけども、そういうのいるんじゃないかなぁ」と思わせる曲。
鷲崎さんをこのアルバムで知ったという人にはなかなかにとっつきにくいようにも思える。僕もアコギFUNで最初に聞いたときは「え・・」と困惑したのを覚えている。
でもアルバムでちゃんと最後まで聞いたら「そういう虫がいるかも知れないし、いてほしいなぁ」とも思うようになった。
たぶん歌詞カードを見たり、楽曲として構築されたことで説得力を得たのだろうなと。

世界の終わりのポラロイド爺さん

鷲崎さんが作る物語1枚目のラストの曲。
世界の終わりにある顔はめパネルとそこを訪れた人をポラロイドで撮影しているおじいさんの話。
このアルバム、「死」が訪れる曲がいくつかある。そのうちの1曲。
でもなんだろう。この「世界の終わりのポラロイド爺さん」に出てくる「死」は悲しいかもしれないけども当人は満足したんだろうなというのが見えてくる。
どうしても「死」が絡むと悲しい話になってしまいがちだけど、悲しさよりも「あぁ良かったな・・」という安堵もあるんだよというのが、なんとなく伝わる。

POAROの曲で「ライトアップ!!!」という曲がある。その曲は卒業式の日、みんなは悲しんでるけども、自分は次の場所に行ける!やった!さっさとここから立ち去ろう、という曲。
自分も中学の暗黒時代のときの卒業式がこうだったなぁと今になって思う。
で、この曲に「全くいい人生だった 最後には言えるように」という歌詞がある。
・・ワンピースの名言だよねw
でも実際にそうありたいなとは思う。ネガティブがことがたくさんあっても「あー全くいい人生だった!」と言って死を迎えたい。
ポラロイド爺さんもそうだったんだろうな、そう思わずにはいられない。

移動式正月団

お散歩するのにちょうどいい曲2曲目。
楽しい雑技団のようなお正月がわが町にやってきた。それを心地よいワルツに乗せた曲。
鷲崎さんで言うとワルツという別の曲がある。
あちらは日常の中の些細な幸せを思い願う曲で、この曲とは少し違う。
でも楽しい日々をワルツに乗せるということは共通していると思う。
本当に鷲崎さんは日常を歌うのがとても素敵だなと思う。

BRING BACK(無理だよDJ)

粋狂トカトントン-粋トカのオープニング曲でずっと聞いてた曲。
なのでこれを聞くと火曜日の22時の感覚になる。
ラジオのオープニング曲って、イントロを聞いた途端にその時間の感覚になるんだよね。
虹色のSneakerを聴いたら土曜日の23時だし、青春ラジメニアのうたを聴いたら金曜日の22時だし、Mr.DJを聴いたら土曜日の21時だし、ヨナヨナを聴いたら月曜から木曜の24時、ブルースカイブルーを聞いたら月曜日の12時、ありがとう浜村淳ですのテーマを聞いたら平日の朝8時なんだよ。
それくらい体に染み付いてしまった。2ヶ月でもうそうなったw

スプリンター

最初に聴いたときは「JRAのCMの曲みたい」だった。
ちょっとでも競馬をかじっていると、スプリンターは短距離馬というイメージが強い。
そしてそれは今僕がずっとやっている、ハマっているウマ娘にも通じる。
ウマ娘のスプリンターをこの曲聴きながら育成したら切なくなった。
ちなみに育成したのはサクラバクシンオー。(深い意味はないよ?w)

ママはバンクシー

5分ドッグに次ぐ「キャッチーな曲」の一つ。
ママがおつかいの地図を書いたら、それをエージェントが奪い取って地下マーケットに売られていく。なぜならママはバンクシーだから。
確かにバンクシーが身元不明だから想像しちゃうw
「僕のママはバンクシー」のコーラスがなんというかおもしろい。

釣りメカ日誌

ハマちゃんとスーさんは出てきませんw
釣り専用ロボットが御主人様を亡くしてもひたすら釣りをしていく、そんな切ないお話。
鷲崎さんは切ないお話作るのがほんと上手というか達者と言うか。

とりあえずまずはここまで。
2年以上待ったかいはあったと個人的に思ってる。
なによりも鷲崎さんの新しく作った街というか概念「えくぼヶ原」という場所の住人になれたこと、それを支援できたことがなによりも嬉しかった。

一般販売はまだもうちょっと先だけど、ぜひ聴いてほしいなぁ。

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