療育相談は、子どものことについて、ではなかった【自閉症次男~飛べ飛べヒコーキ日記・乳幼児編25】
療育相談は、子どものことについて、
ではなかった
発達特性のあるコーキ、
療育園に通い始めた頃に、外部の先生との
療育相談がありました。
お母さんみたいなA先生とは違い、
どっしりと威厳のある感じの男性の先生で、
母は少し緊張しながら面談にのぞみました。
先生から開口一番、聞かれたことは・・・
「お母さんは、こういうお子さんを持って
どうですか?」
母は面食らいました。
なんと答えてよいか咄嗟にわからず、
「・・・あの、こういう子なので、
この子のペースに合わせてやっていくしかないと
思っていますが・・・」
とかなんとか、ドギマギしながら答えると、
先生はさらに聞いてきました。
「この子を育てていく上で、
どういうところに気をつけて、
どういう風に育てていこうと思っていますか?」
えーっ?どういう風に?
えーと、えーと、(←心の中)
「・・・一人の世界に入ってしまう傾向が強いの
で、なるべく一人にしないように、ちょっかい
出したり、かまってあげたりしています」
しどろもどろになりながら、
優等生的な答えをしぼりだすと、
先生は言われました。
「あのね、こういう子を育てる時に
一番大切なのは、
お母さんの気持ちが安定していることなんですよ」
先生は、
お母さんが、ストレスを感じている、
余裕がない、ことが
子どもにとって一番よくない、と言われました。
そうなのか・・・
つまりは、療育相談というのは
子どものこと、というよりは、
親の方の心構えや気持ちの持ちようを
アドバイスしてくれる時間なのだな、と
その時、気づきました。
それから、先生は大事なことを3つ
挙げてくれました。
その1
近くにいつでも相談できる人
(家族・友達・知り合い)を作ること。
何かあった時に頼れる人がいるのはとても大切。
お祖父ちゃんお祖母ちゃんがいてくれるのは
とてもよい。
近所に手助けしてくれる人を見つけておく
のもよい。
自閉症の集まりに参加しておく。
生涯の友がいてくれると強い支えになる。
その2
本人をなるべく社会の中に連れ出してやること。
買いものに行ったり、外食したり、
皆でバーベキューやったり、
今は難しいかもしれないけれど、少しずつ慣らし
てあげる。社会というものに溶け込めるように
導いてやることが大事。
その3
家では子どもになるべく課題を与えてあげて、
少しでもできた!ほめられた!という達成感を
持たせてやること。
自閉症児はいつもダメダメ言われて、
後ろ向きになりがち。つまらない、できない、
という否定的感情を持ちがち。
本人ができることを与えてあげて、できたら
とことんほめてあげる。
何かお手伝いを決めてやっていくことは
とても大切。
先生のアドバイスは、
とてもわかりやすく、
最低限これだけはということで、
なんだかとても気が楽になったし、
また新たにやる気にもなれました。
そして、母も日々を大切に、
子どもたちのためにも
心穏やかに過ごさなくてはいけないなあと
あらためて思ったのです。
