映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』6月27日公開。「週刊文春」の狂気のデタラメ報道が生んだ人権蹂躙
映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』が6月27日公開。配給は東映
『週刊文春』による凄まじい“ペンの暴力”で1人の教師が自殺寸前に追い込まれた
6月27日(金)、映画『でっちあげ』(三池崇史監督)が東映の配給で全国公開されます。
主演は綾野剛と柴咲コウ。共演は亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫、小澤征悦、髙嶋政宏ら人気アイドルや芸達者な面々です。
映画の出来は見てみないと分かりませんが、タイトルからして衝撃的。かなり期待できるのではないでしょうか。
既に予告編と本編映像が公開されています。まずは予告編から。
下は6分14秒の本編映像です。
これは実際に起きた事件を映画化したもの。ノンフィクションを下敷きにした脚本なので、1人のごく普通の教師を「殺人教師」と決めつけて煽りに煽った『週刊文春』の実名が出てくるかと期待しましたが、予告動画を見ると『週刊春報』となっていました(笑)。
広告のデザインも実物そっくり。誰が見ても極悪報道を行ったのが『週刊文春』(執筆は西岡研介記者。現在もジャーナリストとして活動中)だとすぐ分かります。
それに、2003年当時、『週刊文春』がどれだけ酷い報道をしたかは、ウィキペディアに詳細な情報が載っていて、それを見れば一目瞭然です。
ウィキの記述は眉に唾付けて読む必要がありますが、「福岡市『教師によるいじめ』事件」に関しては、確定判決など信頼できる出所が数多く注記されており、ざっと読んだ感じでは信憑性が高いと感じました。
原作は、旧統一教会の解散に異を唱えるノンフィクション作家・福田ますみ氏
原作はノンフィクション作家・福田ますみ氏の『でっちあげ~福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮社)。今は新潮文庫に入っています。
アマゾンを見ると「ベストセラー1位(新聞マスメディア部門)」となっていて、かなり売れているようです。
単行本の方のページには、こんな解説がついています。これは分かりやすい!
第6回「新潮ドキュメント賞」受賞!
クレーマー保護者の虚言によって、彼は史上最悪のいじめ教師に仕立てられた。
「早く死ね、自分で死ね!」
2003年6月、全国ではじめて「教師によるいじめ」と認定される事件が福岡で起こった。問題の小学校教師は、担当児童を自殺強要や暴力でPTSDによる長期入院に追い込んだとされ、「殺人教師」とまで報じられた。
だが後に、一連の事実は、児童両親によるでっちあげだったことが明らかになる──。
子供は善、教師は悪という単純な二元論的思考に陥り、550人もの大弁護団を結成した人権派弁護士、保護者の無理難題を拒否できない学校現場や教育委員会、すぐに騒いで教師を悪者にするマスコミ、被害者を救うヒロイズムに酔う精神科医、そしてモンスター・ペアレント......。
病める教育現場で偽善者たちが引き起こした、驚愕の冤罪劇!
福田ますみ氏と言えば、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)への宗教弾圧に異を唱えるとともに、一躍マスコミの寵児となった小川さゆり氏(仮名)の証言に疑義を突きつけた作家です。
また文科省の解散命令請求のみならず、東京地裁の「解散命令判決」をも強く批判しました。
『月刊Hanada』を舞台に“報道されない真実”を発掘し、公表
福田ますみ氏の最近の主な活躍の場は『月刊Hanada』です。
政府・文科省(文化庁)、小川さゆり氏、全国弁連(全国霊感商法対策弁護士連絡会)、裁判所などを槍玉に上げ、マスコミが報じない“知られざる事実”を発掘してきました。
ざっと書き出すと以下の通りです。
【ルポ統一教会①】新聞・テレビが報じない“脱会屋”の犯罪|福田ますみ【2022年12月号】
【ルポ統一教会②】統一教会問題の「黒幕」|福田ますみ【2023年1月号】
【スクープ!】両親が覚悟の独占告白 国政を動かす「小川さゆり」の真実|福田ますみ【2023年3月号】
批判を許さない空気は司法でも 誰も書かない「小川さゆり」の虚言|福田ますみ【2023年6月号】
【ルポ統一教会】被害者でっちあげ 全国弁連の手口 |福田ますみ【2023年7月号】
【ルポ統一教会】解散請求ゴリ押し 文化庁合田哲雄次長の「言論封殺」|福田ますみ【2023年9月号】
旧統一教会問題の核心! 文科省も“洗脳” 全国弁連こそ解散を|福田ますみ【2024年2月号】
日本の司法が死んだ日 旧統一教会念書裁判の全真相|福田ますみ【2024年12月号】
旧統一教会問題の真実 闇に葬られた冤罪「新世事件」|福田ますみ【2025年2月号】
【スクープ!】文科省の犯罪「統一教会陳述書」捏造の全貌|福田ますみ【2025年4月号】
旧統一教会「解散命令判決」テロの願望が叶う国|福田ますみ【2025年6月号】
弁護士は被害者に寄り添う正義の人か?「全国霊感商法対策弁護士連絡会こそ解散を!」
22年夏以来の魔女狩り的な宗教弾圧と「旧統一教会=悪」というマスコミの決めつけ報道を批判する福田ますみ氏の執筆活動は、まさに孤軍奮闘と呼べるものです。
福田氏が社会の圧倒的な同調圧力に抗(あらが)って教団擁護の論陣を張れるのは、自身、福岡「殺人教師」事件報道のウソを暴き、「マスコミ報道はおかしい!」と言い続けた経験があるからでしょう。
同様に、旧統一教会を目の敵(かたき)にする全国弁連(全国霊感商法対策弁護士連絡会)を厳しく批判し、「どちらが『反社』なのか」「全国弁連こそ解散を!」と福田氏が喝破できたのも、福岡事件で児童・両親のでっち上げを鵜呑みにし、彼らを弁護した550人もの人権派弁護士に不信感を抱いた過去があるからだと思います。
弁護士は被害者に寄り添う正義の人――。
そんな思い込みには何の根拠もありません。人権を守るべき弁護士が、実は他人の人権侵害/蹂躙(じゅうりん)に荷担していた、ということだってあるのです。
②へつづく
