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自分の『助けて』を潰す。【散文詩】

 ずっと心の中で「助けて」と言っている。

 それが口から出ないように
 手でおさえている。

『助けて』という言葉が
 私の中で暴れ回って
 外へ出ようとしている。

「大丈夫だよ」と自分に言い聞かせ、
『助けて』をまるめこようとする。

 厄介なものだ。
 大丈夫なはずなのに助けを乞う気持ちが
 出てくるのは。

 そもそも助けを求めて
 何をするつもりなのだろうか。


『助けて』がうるさくなってきた。

 私の中でしつこく強く主張してくる。

 今にも飛び出してきそうな『助けて』に、
 私はナイフを突き立てる。
 切り裂いて1つ1つ
 バラバラにしていく。

『助けて』から血が吹き出し、
 私の手が汚れる。
 いいかげん、大人しくしててよ。

 私は、大丈夫なんだから。


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