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ご家族のマイルール
ご家族のマイルール
利用者さんのご家族は、長い年月をかけてわが子と向き合い、それぞれのご家庭ならではの「マイルール」を築いてこられます。
中には、医療や福祉の専門職が見て、
「本当にこの方法でいいのだろうか」
と感じる関わり方もあります。
入所時には「お任せします」と言ってくださっていても、実際に報告をすると、
「それはちょっと……」
と、ご家族のこれまでのやり方や思いが顔を出すことがあります。
こちらが利用者さんのためを思って提案したことが、時にはクレームとして返ってくることもあります。
でも、医療的な正しさが、そのままご家族の長年の関わりを否定できるわけではありません。
親御さんも、誰かに教わりながらではなく、悩み、迷い、試行錯誤を重ねてここまで歩んでこられました。
だからこそ、「それは間違っています」と正しさだけを押し付けることは、ご家族の人生そのものを否定することにもなりかねません。
ここが本当に難しいところです。
私たちにできるのは、まずは頭から否定せず、一度受け止めること。
信頼関係を築きながら、必要な場面では専門職にも少しずつ関わっていただき、小さな成功体験を積み重ねていくことだと思います。
やはり、信頼関係ができなければ何も動きません。
そして忘れてはいけないのは、ご家族も私たちも、目指しているのは同じだということ。
「この人にとって何が一番いいのか」
その答えを探している仲間です。
だからこそ、焦らず、ゆっくり、一緒に前へ進んでいきたいと思います。
