7/24、日米で同時に金利上昇。しかしその背景は日米で異なる面も
日銀出身・東大数学博士・元野村チーフ金利ストラテジスト。日経ヴェリタスのアナリストランキングで、史上初の2部門3位(債券・証券化)。銀行員・証券マンが顧客トークや社内プレゼンでそのまま使える「金融の本質」を、機関投資家への年400回の提案経験をもとに噛み砕いてお届けします。過去記事はメンバーシップ限定で全公開中(無料記事は公開2日後にメンバー限定に移行)。
7月24日の国内債券市場で、長期金利の指標である新発10年物国債利回りは前日比0.045%高い2.815%をつけました。
5年物は0.040%高い2.045%で過去最高。2年物も1.520%と、約31年ぶりの高水準です。
同じ日、米10年債利回りも4.6%台後半、間もなく4.7%に届く勢いです。

中東情勢の悪化で原油が急伸し、WTI(米国の指標油種)は1バレル91ドル台。

「日米そろって金利が上がってますけど、同じ理由ですよね?」
そう顧客に聞かれた時、あなたは何と答えますか?
きっかけは確かに同じです。中東不安の再燃、原油高、インフレ圧力の高まり。ここまでは日米共通の分かりやすい構図です。
しかし、上がっている金利の「中身」を分解すると、日米でまったく違うものが動いています。この記事では、その違いを顧客に説明できるレベルまで整理します。
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