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夫婦愛という「カニバリズム」|記事紹介

パートナーとは仲良しですか?
それとも冷え切ってますか?笑

今回はパートナーとの関係を改めて考えさせられる、ちょっと大人な記事のご紹介です。

筆者のいゆさんは、重度知的障害・発達障害のある子どもたちのお母さんとして、幾多の困難を乗り越えてこられた方です。

別記事にはなりますが、

「母でいる私」と「女でいる私」
どっちも大事なのに、
どっちかが置き去りに感じる毎日。

自己紹介|〝おかあさんの私”と〝いゆの私”|I.Y.U.(いゆ)

といった思いも抱えられており、Noteの執筆記事全体を通じて「女でいる私」に対する苦悶の跡が生々しい描写が光ります。

今回のご紹介記事について言えば、そのインサイトは以下のフレーズに全て詰まっているなと感じました。

不思議なことに
どの家庭も
「下の子が小1を迎えるころ」に、また
夫婦の距離が少し近づいている

小1って、よく「小1の壁」などと言われる通り、

支援の切れ目

であるのと同時に、夫婦にとっては、子どもが少し手を離れるタイミングでもあるので、

夫婦再生のタイミング

でもある、と。
いゆさんによれば、

ここまでに
〝夫婦としての信頼貯金”があると
自然に夜も復活していく

のだとか。
なるほど~。私自身、子どもが未就学児なので、この視点は非常に新鮮でした。もしかすると、思わず膝を打った!という方も多いのかもしれませんね。

さて、この記事の中で、個人的に注目したのは以下の文章です。

お互いを
〝心の糧として見なくなっている”
物理的にも心理的にも
〝触れ合う理由”を失っていく

詩的な香りがする表現の中に、さらりと「物理と心理」でロジカルに理由を構造化するセンスの良さたるや!という感じなのですが、いゆさんが紡いだこの短い一文。
実は

夫婦関係の真実

がビビットに映し出されています。


以下、大変恐れ入りますが、刺激が強いことを書きます。
人によっては極めてご不快な思いをされる可能性がありますので、あくまで自己責任でお読みください。<(_ _)>


例えば、「心の糧」って、一見するとものすごく詩的で、美しい表現ですよね。
でも、よくよく考えてみてください。

「糧」って何ですか?

もちろん字義をみれば色々出てきますが、究極的に煮詰めれば、

エサ

のことです。
心のエサ。

そもそも、生物学的に、生き物が他者に「積極的に」触れようとする動機というのは、大きく分けて

「生殖」か「捕食」か

しかありません。
(他には仲間と触れ合うことで同じ群れに所属していることを再確認し、絆を深める意味合いなどもありますが、本能レベルで切羽詰まって、という意味で「積極的に」触れようとするものではありません。)

つまり、この一文が示唆しているのは、

夫婦関係の正体は、
互いを食べて食べられる
精神的カニバリズムに過ぎない

という、乾きまくった真実ではないでしょうか。

ずいぶん悲観的だねって?笑
うーん、どうでしょうか。多分、そうでもないと思います。

どういうことかと言うと、
「触れ合う理由がある状態」というのは、相手の中に、

愛、承認、色気など、
自分が摂取すべき栄養

がある状態のことです。
栄養があるから「あなたを食べたい=触れたい」という本能が働くのです。

逆に、「触れ合う理由を失った状態」というのは、相手が

食べ尽くされて中身のない皮殻、
あるいは栄養価ゼロの無機物

に見えている状態です。

ライオンはその辺に落ちている石ころや木の枝には反応しませんよね。
栄養がないからです。当たり前ですね。

つまり、レスや不仲の本質は、単に嫌いになったからという表層的な、上っ面の感情レベルのものではなく、

相手が自分にとって
「おいしい獲物」ではなくなった

という、

生存本能レベルの判定

が下されたことを意味しているのではないか、と。

たまにSNSなどで、平和で穏やかに見えるけど、もうお互いのことを空気としか思ってないレス夫婦の投稿とか目にしたりしませんか?

これ、お互いに「もう食べるところがない」と判定し合った結果、同居人という名の無機物に変わってるってことなんですよね。

無機物ですよ、無機物。

もちろん、動物にもよるのですが、ハイエナは仕留めた獲物のホネまでバキバキ食いますから、ある意味

ホネ以下

ってことです。

刺激が強いと感じた方は、本当に申し訳ございません。

でも、これはあくまで精神的なものに過ぎません。
つまり、仮に

「今は」

ホネ以下だったとしても、そんなことはどうだっていいのです。
いゆさんはこう説きます。

だけどね
「また2人で笑いたい」と思えるなら
夫婦は何度でも繋がり直せる

私もまったくもって同感です。

お互いが懸命に努力すれば、相手にとっておいしい栄養となる日が、いずれ必ずくるのです。

もちろん、色んな壁があることでしょう。
自助努力だけではどうにもならないことだってあるでしょう。
でも、それを手を携えて一緒に乗り越えていくのが夫婦じゃないか――と。

夫婦関係の残酷な真実を射抜きつつも、
最後には燦然と輝く希望の光を見せてくれる。

そんな、本質を突きながらもどこか温かい、すてきな記事のご紹介でした。

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