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AIに手伝ってもらって分かった、確定申告で一番重いのは「作業」ではなかった話

前回、AI に相談しながら進めたことで、確定申告で「手が止まらない」のがかなり助かった、という話を書きました。

支払調書を一覧にしたり、明細をそろえたり、仕訳のたたき台を作ったり。
あのへんは本当に助かりました。

ただ、今回あらためて思ったのは、確定申告でいちばん重かったのは、作業そのものではなかった、ということです。

始める前。
たぶん、そこがいちばん重かったんですよね。

一番重かったのは、手を動かす前の重さでした

確定申告って、着手する前がいちばんずっしりしている気がします。

何がどれだけあるのかも、まだちゃんと見えていない。
どこから手をつければいいかも曖昧。

しかも、今年は青色申告に切り替えることになったので、なおさら身構えていました。

でも、実際に中に入ってみると、重さの種類が少し変わりました。

「全部自分で抱えるしかない重さ」ではなくて、
「これは AI に任せる」
「これは自分でやった方が早い」
と、道具を切り替えながら進める感じになったんです。

AI に全部任せる、ではなかったです

たとえば今回、仕訳の対象をあらためて見たら 1040 件ありました。
(こんなにあったんですね・・・)

これを一つずつ手で見て、入力して、整理して、となると、正直かなりぞっとします。

仕訳づくりは、AI がいなかったらだいぶ厳しかったと思います。
ここは本当に、任せどころでした。

その一方で、なんでも最初から AI に投げればいい、という感じでもなかったんですよね。

医療費控除では、ある整骨院のレシートがかなりたくさんありました。
最初、そのまま AI に OCR をお願いしたのですが、そこはうまくいきませんでした。

なので、いったん Adobe で OCR をかけてから読み込んだら、かなりきれいにいけたんです。

AI に丸投げするというより、少し分解してみて、「ここは厳しそうだな」と思ったら別のやり方に切り替える。
で、また使えるところで AI に戻す。

交通費まわりも、たぶん近い感覚でした。
全部を AI に任せるより、こちらで処理した方が早い場面もあった気がします。

会計ソフトの操作でも、AI に「このメニューはここです」と教えてもらったのに、実際の画面では違う、ということがありました。
バージョンの違いなのか、表示の違いなのか、言われた場所にないんですよね。

そのときに思ったのは、「場所を説明してもらう」より、「検索ワード」や「たどるための URL」に近い形で教えてもらえた方が助かる、ということでした。

このへんも、AI の得意なことと、そうでもないことが見えてきた場面だった気がします。

ラクになったのは、「全部」ではなく「進め方」でした

そう考えると、今年ラクだったのは、AI が全部やってくれたからではなかったんですよね。

どちらかというと、

  • 仕訳づくりのように、AI に任せた方が現実的なところ

  • OCR のように、前処理をした方がうまくいくところ

  • 自分で見た方が早いところ

を、その場その場で選びながら進められたことの方が大きかった気がします。

消費税申告は、逆にかなり進めやすかったです。
去年は各売上から消費税を足して、Excel でピボットを組みながら見ていたのですが、今年は会計ソフトがかなり引き受けてくれました。

ここは「自分で全部計算して追う」より、「まずソフトを信頼して、出てきた数字を確認する」の方がよかったんですよね。
任せどころを決められたところは、思ったよりずっとスムーズでした。

ここも、全部自動で終わる世界ではないんですよね。
でも、全部を一人で抱えている感じでもなかった。

この違いは、かなり大きかったです。

去年の力技も、無駄ではなかったんだと思いました

それともう一つ、今年やってみてよかったのは、去年のやり方が無駄じゃなかったと分かったことです。

去年は、支払調書を手入力して、消費税も Excel でピボットを組みながら見ていました。かなり力技です。

でも、その遠回りがあったから、「ここは自動化できるな」と思えたところもありましたし、今年は複式簿記になっても、去年と同じくらいの時間感覚で着地できたんですよね。

だから、去年の自分には、けっこうちゃんと「ありがとう」と言いたいです。


始める前は重かったです。
でも始めてみたら、今年は「全部をがんばる」ではなく、「任せどころを見極めながら進める」に少し変わっていました。

たぶん、それがいちばん大きな変化でした。

それに、今年やったことは、その年の申告を終わらせるためだけの作業でもなかった気がします。

何がどこにあって、どこは任せてよくて、どこは自分で見た方がいいのか。
その感覚自体が、来年の自分への引き継ぎになっている感じがあるんですよね。

次回は、そのうえで青色申告をやってみて、実際にどんな収穫があったのかを書いてみようと思います。


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