【伝わるプレゼンの探求】 なぜ「正しい言葉」だけで、空気が固くなるのか|インセプション型プレゼン
会議で、
誰かが正しいことを言った瞬間、
なぜか、
空気が固くなることがあります。
内容としては、
非常に論理的である。
むしろ、
「間違ってはいない」
と思う。
でも、
なぜか少しだけ、
息苦しい。
最近、
社内向けに、
デザインの進め方を整理していました。
・整っているのに、ユーザーニーズとズレる
・人によって「何を優先するか」の認識がかみ合わない
・コンセプト方向性が、製品と合わない
・製品の特徴がぼやける
そんなことを減らしたくて、
「この製品で目指したいこと」
を、
最初に整理する。
そんな話でした。
最初は、
かなりロジカルに書いていました。
💡ミッション。
💡成立条件。
💡優先順位。
💡問答無用。
書いている本人としては、
かなり整理できた感覚でした。
むしろ、
「なんか面白い発見したぞ」
くらいに思っていました。
でもプレゼンの途中で、
少しだけ、
妙な違和感がありました。
なんか…
空気、重い……。
内容以前に、
相手が少しだけ、
身構えている感じがある。
もちろん、
誰かが怒っているわけではありません。
反対されているわけでもない。
でも、
空気のどこかに、
“自由が減る感じ”
みたいなものが、
少し漂う。
その時、
ようやく気づきました。
人は、
言葉の意味を理解してから、
反応しているわけではない。
もっと先に、
身体が反応している。
例えば、
「ミッション」
「成立条件」
「優先順位」
という言葉。
意味だけなら、
別に普通です。
でも、
過去に、
🙁評価された。
☹️管理された。
🙁詰められた。
😣正解を押し付けられた。
そんな空気と結びついていると、
意味を理解する前に、
少しだけ、
息苦しくなる。
なんとなく、
逃げられないかんじ。
少しだけ、
自由に考えにくくなる。
本人は、
「自由を奪われそう」
なんて、
明確には意識していません。
でも、
“なんか居心地が悪い”
だけが残る。
前回、
「強い言葉ほど、
人を構えさせる」
という話を、
少し書きました。
でも今回感じたのは、
もっと手前でした。
人は、
意味に反応しているというより、
“その言葉を聞いた時、
身体が安全かどうか”
に反応している。
しかも厄介なのは、
言っている側は、
善意なんですよね。
👆品質を上げたい。
👆方向ズレを減らしたい。
👆もっと考えやすくしたい。
ただ、
それだけ。
でも、
言葉によっては、
“自由を奪われる空気”
として、
身体が先に反応してしまう。
だから最近は、
「何を言うか」
より、
“その言葉で、
相手の中に何が発生するか”
を、
少し気にするようになりました。
正しい説明をすることより、
安心して考えられる空気を作ること。
言葉は、
意味より先に、
空気として届いているのかもしれません。
