3話:世話と支援
そう、あのとき私は「彼女の未来」に蓋をしてしまったから😔
幸子さんの「もういい」という一言から
私が今でも大切にしていること
「答えはそれしかないのか?」
と考えること
今でも、私にとって大切にしていること
排泄ケアの研修を受け、幸子さんの願いに応えられなかった理由が、自分自身の知識と技術の不足だったと気づいたとき、私は深く後悔しました
しかし、その後悔が私の中で「プロとしての介護職になる決意」へと変わったのです
「支援」と「世話」の違いとは?
当時の私は、「介護は出来ないことをするお手伝い」だと思っていました
利用者の生活を支えるために、できないことを代わりにするのが私たちの役割
それこそが「良い介護」だと思い込んでいたのです。
しかし、研修を通じて学び、実際の介護現場を振り返る中で、「支援」と「世話」の違いに気づきました
⚫︎世話
相手の生活を維持するために、代わりに行う行為。
利用者が自分でできることにも介入しがちで、結果的に自立を奪う可能性がある
⚫︎支援
利用者が「自分でできる力」を引き出し、可能性を広げる行為
その人が望む未来に向かって寄り添い、力を貸すことで、自立を支える
幸子さんが「トイレで排泄したい」と願い続けた
背景には、「人としての尊厳」や「自分で選ぶ自由」
がありました
私たちがそれを無視して「世話」で済ませてしまったことが、彼女にとってどれほどの失望だったのか
介護の本質とは何か?
幸子さんとの経験を通じて、私は「介護の本質」について考えるようになりました
介護は、ただ日常生活を支えるだけの行為でない
そこには「その人らしく生きる」ためのサポートが必要です
介護の本質とは、利用者一人ひとりの尊厳を守りながら、その人の「できること」を支え、「望む未来」をつくる手助けをすることです
これに気づいた瞬間、私は介護を単なる労働ではなく「未来をつくるプロフェッショナルな仕事」と捉えるようになりました
「未来を支える介護」とは?
幸子さんの件をきっかけに、私はプロとして意識するようになったことは
1.利用者の声を聞く
•表面的な言葉だけでなく、その背景にある感情や願いに耳を傾ける🦻
•「どうしたいのか?」「何を望んでいるのか?」をしっかりと聞き取る📝
2.できることを奪わない
•「安全」を理由に、利用者の可能性を否定しない🙅♀️
•できることを見つけ、それをサポートする姿勢を持つ
3.尊厳を守る
•人としての尊厳を最優先に考えたケアを提供する
•そのために、プロとしての知識と技術を磨き続ける
4.未来を考えるケア
•「今日」を支えるだけではなく、「明日」の自立や希望につながる支援を心がける
•その人の人生に寄り添い、可能性を広げる介護を目指す
プロとしての決意
幸子さんとの出会いと別れを通じて、私はプロとして介護に向き合う覚悟を決めました!
介護は「誰でもできる仕事」ではありません
専門知識と技術、そして利用者の人生を支える責任感が必要だから
介護職がプロフェッショナルとして社会から尊重される存在になるために
私たち自身が介護の価値を理解し、それを高めていく必要があります
幸子さんが教えてくれた未来
「もういい」という言葉
当時の私にとって重く苦しいものでした
しかし今では、それが私を成長させ、介護の本質に気づかせてくれた大切な言葉に変わりました☺️
彼女が教えてくれたのは
介護職としての私の使命
そして未来への希望
幸子さんとの経験を胸に、私はこれからも「未来を支える介護」を実践していきます
おわりに
幸子さんが私に残してくれた教訓は、「介護は未来をつくる仕事」だということです。
これからも、利用者一人ひとりの「その人らしい未来」を支えるために、私は介護のプロフェッショナルとして学び、成長し続けたいと思います。
皆さんも、誰かの未来を支える一歩を、今日から考えてみませんか?🌸✨
