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屋台エリア 異世界転移について

夏ということで、少しだけ不思議な話をしようと思います。


異世界転移について――異世界転生との違い

あなたは、異世界転移という概念をご存知でしょうか?

異世界転生とは異なり、死を経ることなく、そのまま異世界に移動してしまう現象のことです。
一から成長しなおさなくても済むという利点はあるものの、基本的に非戦闘員である一般人が異世界転移する場合には、成長をきちんと描かなければならないため、少し難易度の高いジャンルとなっております。

異世界転生では、トラックに轢かれることなどが典型例として出てきます。
また、過労死も定番となっております。

それに対し、異世界転移には、異世界転生ほど定番と呼べる移動方法がまだ確立されておりません。
それだけ幅があり、作者の技量が試されるのだと感じております。

私がまだ幼かった時のこと

あれは、確か小学生になる前の出来事だったと思います。

乳酸菌飲料を棒アイスにするキットを使い、我が家に遊びに来ていた子どもと一緒に食べる予定でした。
しかし、私は当時食欲旺盛であったため、他の子どもの分まで食べてしまったのです。

他の子どもの分まで食べてしまったことを、父に激しく咎められました。
そこからが、地獄の始まりでした。

暗闇の中、ネズミのようにいたぶられる

父は激怒し、私を寝室に追い込みました。
そしてカーテンを閉め、真っ暗な状態になってから、私をいたぶり始めたのです。

当然、ドアから逃げようとしました。
しかし、父との体格差はどうしようもなく、先回りされて防がれる。
攻撃を避けようと後ろへ逃げても、すぐに追いつかれ、再び攻撃されました。
ドアへ逃げては行く手を塞がれ、後ろへ逃げては追いつかれる。
それを何度も繰り返しました。

当然、私は激しい恐怖に襲われました。
どう動いても、逃げられない状態。
これは当時の自分にとって、悪夢そのものでした。

ドアを開けて、逃げ出したはず

その状態のまま、幼い私にとっては途方もなく長い時間が過ぎました。
既に方向感覚も失われており、とにかくここから生きて出ることしか考えられない状況でした。

そして、なぜかドアがあると思っていた方向の逆側に進みました。
そこには「ドア」があり、私はそれを開け、必死に逃げました。

あのドアは、本物だったのか?

今でも、疑問に思っております。
方向感覚を失っていたので、恐らく単に「ドアの位置を勘違いしていた」のだと思います。

ですが、本当にそうなのでしょうか?
私はもしかしたら、違う世界へと繋がるドアを開け、今いるこの世界へ逃げ込んだのかもしれません。
そして、現在に至っております。

この世界は現実? それとも異世界?

この疑問を、私は今なお抱いております。

私に残っている最初の記憶が、この出来事です。
それ以前のことは、いくら記憶をたどっても、何も思い出せません。

病院で停留睾丸の手術を受けた経験もあるはずなのですが、その時の記憶も、私には全く残っておりません。

私が今存在しているこの世界は「現実」なのか。
それとも、あの時に「異世界転移」し、本来いた世界とは異なる世界に来てしまったのか。

今なお、解けない謎です。

#じまこちゃ夏祭り

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