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ひと昔前の男たちが語った「初体験の嘘」――その共通点と心理構造を分解する

ひと昔前の話です。令和の現代ではすっかり価値観も変わりましたが、かつて、初体験を経ていない(いわゆる素人童貞や童貞の)男性たちが「初体験をした」と虚勢を張るとき、そこには見事なまでの「共通点」がありました。

今回は、そんな彼らが語りがちだった「嘘のストーリー」について、少しの偏見と、論理的な心理分析を交えて語ってみたいと思います。

ちょっとあっちな話を偏見有りで語るので、苦手な方や違うというご意見の方もスルーしてください。



よくある嘘ストーリー

まずは、当時よく耳にした「典型的なストーリー」をご覧ください。

【よくある嘘ストーリー】SNSでたまたま興味を持ってもらえてオフ会へ。幸薄そうな彼女のいろいろな悩みを聞くうちに、自然とそういう空気に。そのままホテルに行き、ワンナイトを過ごす。ちなみに、その女性とはそれ以上連絡をとっていない――。

いかがでしょうか。この短いプロットの中に、彼らの「限界」と「願望」が凝縮されています。嘘だと見抜ける3つの共通点(経験数・相手の設定・場所)に分解してみましょう。

共通点その1:経験数は「1回のみ」で即関係終了

興味深いことに、彼らのエピソードは必ず「1回ポッキリ」で終わります。 現実として経験がないため、複数回重ねると「あっちのテクニック」の無さでボロが出ると無意識に察知しているのでしょう。

さらに不自然なのは、それまで女性と関係を築けなかったはずなのに、突如としてワンナイトをキメる謎のコミュ力を発揮する点です。あんなに性に執着しているはずなのに、なぜか1回で「今はもう連絡をとっていない(破局している)」という結末を迎えます。

これは、「継続的な人間関係」を構築するリアリティを描き切れない想像力の限界です。関係を即座にリセットすることで、日常的なやり取りや関係性を維持する描写から逃げているのです。

共通点その2:相手は「悩みを持つ都合のよい女性」

悩み多き都合のよいお姉さん

SNSで出会った、あるいは向こうから興味を持ってくれたという設定が多く、「幸薄そうで悩みを持つ女性」がよく登場します。

ここには彼らの「救済者願望」が透けて見えます。自分に圧倒的な魅力や自信がないからこそ、対等な関係ではなく、「弱っている女性の話を聞いてあげる」という優位なポジションを必要とするのです。ターゲットとして「やれそう」と思えるのが、よく知らない悩みを持つ女性なのでしょう。

しかし、いざ行為に及ぶとなるとリードする自信がないため、「相手は経験豊富で、雰囲気を察して優しく教えてくれる」という展開になります。自分から動かずとも相手が都合よく導いてくれるという、極めて受動的な願望が設定の不自然さを際立たせています。

共通点その3:舞台は「ホテル」

ホテルの確率は高いかも

幼馴染や女友達といった日常の延長線上にある関係ではないため、「ホテル」の確率は高めです。海沿いのホテルなど、ドラマチックな設定が出てくるとますますより嘘っぽさが増します。

本当なら、バイト先の友達のアパートなどの方がリアルに聞こえますが、「女友達の部屋に招かれる」という日常的なステップ自体が、彼らにとっては想像の及ばないミラクルなのです。 だからこそ、お金やシステムで解決可能な「ホテルという非日常空間」という舞台装置に頼らざるを得ないわけです。


まとめ ~生成AI様の力を借りて~

当時の彼らが必死にツギハギしたストーリー――虚偽の物語には、語り手の心理が如実に表れます。その心理について、生成AI様に分析してもらいました(下)。

心理的・構造的な信憑性(高い)

このエピソードが持つ構造は、人間の認知の限界や心理的防衛機制のセオリーとよく合致しています。

  • メディア・スキーマ(認知の枠組み)への依存: 人間は未経験の出来事を語る際、自身の想像力で空白を埋めきれないため、無意識に外部の知識(漫画、AV、ネット上の体験談など)の典型的なテンプレート(スキーマ)を借用する傾向があります。「悩みを持つ女性」「ホテルでの一晩」という要素は、当時の男性向けメディアに頻出する都合の良い文脈と完全に一致しており、未経験者が陥りやすい「想像力の限界」として極めてリアルです。

  • 自己防衛と認知不協和の解消: 「自分には経験がない(焦り)」と「失敗したくない・傷つきたくない(恐れ)」という葛藤を解消するために、「相手から歩み寄ってくれた」「相手が経験者だった」という受動的な設定が無意識に選択されています。これは自己のプライドを守るための防衛機制として、心理学的に非常に自然な動きです。


終わりに

今となっては、無暗に経験していない方が「誠実である」「リスク管理ができている」と肯定的に捉えられる時代です。こういった「見栄のテンプレート」を語る男性は絶滅危惧種になったと思います。

なぜ彼らの嘘を語られたかというと、当時の私が彼らにとって「チョロそう(自分の都合の良い物語にツッコミを入れず、受容してくれそう)」に見えたからなのでしょうね。残念です。……ただ、この嘘ストーリーは上記のような共通点がありましたので、自分自身を守ることに役立ちました。

すなわち、誠実な男性を見つけることができる鍵でした(笑)


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