身分違いの恋の行方
こんばんわ。
催眠療法士の佐倉貴恵です。
本日も訪れて下さり
ありがとうございます。
たくさんの方に
催眠療法のセッションを
提供していく中で
歴史の中に眠る
身分違いの恋
の記憶に
繋がっていく方が
少なからず
いらっしゃいます。
高貴なお嬢様は
庭師の青年に恋をして
いつも青年の暮らす
庭先の小屋の方を
切なくながめる
また
孤独な王様は
計算のない
無垢な少女だけに
心を許し
生涯独り身で
その一生を終える
本当か嘘かは
潜在意識だけが
知っている
本日もそんな
数あるお話の中の
1つです・・
Mさんのセッション
(前世療法)

身分違いの恋
両班のお屋敷で
働く私は
身分の違いという壁の
本当の高さを
理解していなかった
年齢の近い
この家の子息と
恋仲になるのには
そんなに時間は
かからなかった
広いお屋敷のお庭には
大きな池があって
その池の近くで
いつも二人で過ごした
大きなお庭の
奥まった場所にある
この池の方までは
普段からあまり人が
来ないから
私たちはここに
並んで座って
声を出して
笑いあって話をした
お互いに初恋だった
彼は結婚の約束も
してくれた
見つめ合う瞳は輝き
お互いの愛が
永遠に続くことを
疑うことはなかった
この幸せな時が
ずっと続くのだと
心から信じていた
私たちはまだ若く
「身分」というものを
本当の意味では
理解していなかった
本当の身分の違い
その日は突然
やってきた
誰かから
彼が結婚すると
聞かされる
おめでたいことだと
皆が喜んでいる
皆の喜ぶ声が
遠くに聞こえる
自分だけ
水の中にいるような
1人だけ世界から
放り出されたような
感覚になり
苦しさと痛みが
胸をつらぬく
次の瞬間に
これは嘘だと思った
嘘だと思ったら
世界に戻ってこれた
彼から
聞いたわけではない
何かの間違いだと
彼はきっと
いつものように
優しくしてくれる
でもその日から
彼と会えなくなった
すれ違うことは
あるけれど
彼は私を見ない
ある日
彼が綺麗な女性と
一緒に歩いている所を
見てしまう
彼と同じ両班の娘
綺麗な服を着て
綺麗な髪をして
嬉しそうに
仲睦まじそうに
2人は話しながら
歩いていく
彼の手は
優しく彼女を
包んでいる
この時に初めて
自分の立場を知る
身分の違いを
思い知る
彼は始めから
わかっていたのだ
純粋な恋は
私だけだった
踏みにじられたのだ
私の心も
私の身体も
私自身も
この思いが
私を焼き尽くす
焼き尽くされた私は
彼との思い出を
消し去るために
彼との思い出の地で
身を投げた
睡蓮の花が咲く
その池に
この身を沈めた
その先の2人
彼を恨んではいない
彼女も恨んではいない
ただただ
みじめな自分を
消し去りたかった
恥ずかしかった
自分だけが
彼を心から
純粋に愛していた
静かな池は
忘れられたように
誰も近づかない
ここで暫く
佇む
どの位の時が
過ぎたのか・・
また蓮の花が咲く
その時
彼はやってきた
2人がいつも
座っていた場所に
1人座り
長い時間
過ごしていた
次の年も
その次の年も
彼は必ずやってきた
その命が尽きるまで
By 佐倉貴恵
だれかさんの催眠療法
過去世とインナーチャイルド


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