【一晩で退場しないために】決算「持ち越し」の罠と、またいでいい"唯一"の条件
はじめに ― 感謝を込めて
このたびは、数ある記事の中から私の記事を手に取ってくださり、本当にありがとうございます。
前回の「スペクターの逆転手法」に続いて、またここに来てくださった方も、今回が初めての方も。あなたが押してくれた「購入」の一歩が、私にとってどれほど大きな励みになっているか、言葉にしきれません。
私が発信を続ける理由はただ一つ。かつての私と同じ「1500万円全損」という地獄を、これ以上ひとりも出したくないからです。今回も出し惜しみせず書いていきます。
(※投資は自己責任です。最後はご自身の判断で、無理のない範囲で進めてくださいね)
この記事でわかること
なぜ「好決算なのに暴落する」という、初心者に理解できない現象が起きるのか
決算をまたいでいい唯一の条件=「テーマへの確信」(半導体・海運・木材で実際に起きたこと)
またぐ前の最終チェック(大口の売り抜け/決算前10〜15%上昇の"朗報売り"/攻めすぎない)
またがない場合の本命——決算"翌日"の過剰反応だけを狩る5つの手順
あなたの資産を「一晩」で溶かす、最も残酷な罠
前回、私は「スペクター(戻り待ちの亡霊)の逆転手法」で、大衆が「重いから上がらない」と逃げる場所こそ、経験者が静かに仕込んでいる場所だという話をしました。その前の「朝の5分間完全マニュアル」と合わせて、私のリアルな戦い方をお伝えしてきたつもりです。
そして予告した通り、今回お話しするのは、初心者が最も多く、そして最も一瞬で退場していく場所です。
それが「決算」です。
「この会社、業績が良さそうだから決算をまたいで持っておこう」
「好決算が出れば、寝ている間に爆上げして儲かるはずだ」
もしあなたが今、そう考えているなら、この記事は最後まで読んでください。
なぜなら、それはかつて1500万円を溶かした私が、何度も何度も繰り返した「最悪の負けパターン」そのものだからです。
決算持ち越しは、一晩であなたの資産を倍にすることもあります。
しかし同時に、一晩であなたの資産の半分を消し飛ばし、二度と立ち直れないほどの精神的ダメージを与えることもあります。
そしてこの「コイントス」の胴元になっているのが、あなたを狩る相場の経験者(百戦錬磨の個人投資家や大口)たちです。
今日は、なぜ決算がこれほど危険なのか、その「仕組み」を冷静にお話しします。
そして記事の後半では、私が1500万円の全損を経て辿り着いた「決算に対するたった一つの原則」と、決算を"避ける"のではなく"利用して稼ぐ"ための具体的な立ち回りを、包み隠さずすべてお伝えします。
なぜ「決算またぎ」は、あなたが一番狩られる場所なのか
まず、大前提として知っておいてほしいことがあります。
決算は、経験者が初心者を刈り取るために用意された、最も効率のいい「狩場」です。
理由はシンプルです。決算またぎだけは、どれだけあなたが勉強し、どれだけチャートを読めるようになっても、**「結果が出るまで誰にも分からない」**からです。
チャートの勉強も、需給の読みも、板の攻防も、すべては「取引時間中の値動き」に対して効いてきます。ところが決算発表は、多くが取引が終わった15時以降に出ます。あなたが何もできない、市場が閉まっている時間帯です。
つまり決算またぎとは、あなたが磨いてきたスキルを一切使えない状態で、目隠しをしてルーレットに全額賭ける行為なのです。
罠の正体①:「好決算=上がる」は幻想である
初心者が一番信じているのが、この「好決算なら上がるはず」という思い込みです。
しかし相場には、こういう言葉があります。
「決算は、良い・悪いで動くのではない。"事前の期待"に対してどうだったかで動く。」
株価というのは、決算が出る前から「良い決算が出るだろう」という期待を、少しずつ織り込みながら上がっていきます。決算の前日までにジワジワ上がっている銘柄は、すでに「良い決算」を株価に先に折り込み終えているのです。
だから、実際に「過去最高益」という素晴らしい決算が出ても、翌日は「材料出尽くし」で大きく下がる。
これが、初心者が理解できずに死んでいく**「好決算なのに暴落する」現象**の正体です。あなたがニュースサイトで「過去最高益」の文字を見て安心して買った瞬間、それはもう経験者たちが「売り抜ける」ために用意した出口になっているのです。
罠の正体②:あなたが眠っている間に「窓」が開く
決算をまたぐということは、翌朝の株価が前日の終値とはまったく違う場所からスタートする、ということです。この価格の飛びを「窓(ギャップ)」と呼びます。
問題は、この窓が開いた瞬間、あなたには**「逃げる権利」も「損切りする権利」も与えられていない**ことです。
前日1,000円で買った株が、悪い決算で翌朝700円から始まる。あなたが「損切りしよう」と思った時には、すでに30%が消えています。1,000円で損切りの逆指値を置いていても意味はありません。株価は1,000円を"飛び越えて"700円に着地するからです。
これが、決算持ち越しが「損切りの効かないギャンブル」である理由です。私がこれまでお伝えしてきた「必ず9時5分までに決着をつける」「1万円をもぎ取ったら閉じる」という規律。根拠のない決算またぎは、その規律の対極にある行為なのです。
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