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英語歴10年で「日常会話止まり」になった僕が、自分専用のAI英会話アプリを作った話

僕は2015年から英語を話し始めた。
スティーブ・ジョブズを知ってから、いつかはシリコンバレーで自分の会社をやりたいみたいなことを学生の時に思い始めた。
とりあえず、トビタテ留学Japanっていう文部科学省のプログラムに応募して、全額支援してもらって、インドとシリコンバレーに行くことになった。

1番最初はインドの語学学校。挨拶レベルからスタートして、英語でプログラミングを勉強し始めた。

それから10年。サンフランシスコで働いて、家では毎日英語で話して、まぁ英語で生きていけるくらいにはなった。

で、10年やって分かったことがある。

英語学習には壁が2つある。

1つ目の壁は「英語が全く話せない」っていう壁。世の中の英語教材はほぼ全部これ用に作られてる。 2つ目の壁は「日常会話ができてしまった瞬間から、1ミリも伸びなくなる」っていう壁。

おそらく僕が5年以上、無意識のうちに立ち止まっているのは2つ目の壁。相手が言っていることはわかるし、自分が伝えたいことも8割9割は伝えられるから脳科学的にこれ以上第二言語をこの年齢で伸ばすインセンティブがないと脳が判断して、向上することを無意識にやめているらしい。

でも、言語能力っていうのは思いのほか重要で、人に気持ちを正しく伝えたりとか、人に対して自分をよく思ってもらう、良い印象を持ってもらうためには、ちゃんとその場にあった話し方をできた方がいいに決まってる。

特にビジネスやプライベートでパートナーや子供と話すとき、もっと良い言い回しがいくらでもあるのに、おそらく僕はそれを一切知らない。

知らないだけならまだいいけど、それを向上させるモチベーションもほぼなかった。なぜなら、この2つ目の壁を越えるための方法というのが世の中にほとんど用意されていないから。

幸いにも、僕は10年くらいアプリ開発者として、シリコンバレーでスタートアップをやってきた。

自分が欲しいプロダクトぐらい自分で十分に作れるし、世の中に出ているアプリよりもっといい自分にフィットするものを作ろうと思えば作れる。

この自分のエゴと慢心から、世界で一番良い語学学習アプリを自分の手で作って、世界中の人に届けるというチャレンジをスタートした。

この記事は、この壁をぶち破るために自分でAI英会話アプリを作り始めた話。 10年間で何をやって、何が効いて、何が無駄やったかも全部書くので、英語をやり直したい人、日常会話止まりで伸び悩んでる人には刺さると思う。

インドの語学学校では英語力は1ミリも伸びなかった

まず最初の告白。

ぶっちゃけ、インドの語学学校に行って英語力が伸びた記憶は全くない。

当時の僕は中高でまともに英語を勉強してこなかったので、マジで挨拶ができる程度。そこから語学学校に通って何が変わったかというと、英語力ではなく「英語への抵抗」がちょっと減っただけ。

レストランで注文できる。道を聞ける。以上。

でも今思うと、これはこれで意味があった。語学学校で買ったのは英語力じゃなくて「英語を口から出しても恥ずかしくない、死なない」という体感。
自分と違う人種の人と思いを交換することの素敵さの方が、恥ずかしさよりも上回ることに気づけた。

一気に自分の世界が10倍、100倍に広がったような感覚。
完全に別の文化や価値観に触れる体験。
宇宙旅行をしているような気分になれた。

サンフランシスコで知った、ネイティブには2種類いるという事実

その後、留学兼インターンみたいな感じでサンフランシスコに行った。現地のソフトウェアエンジニアの友達がたくさんできて、そこで初めて「生きたアメリカの英語」に触れた。

そこで知ったのは、ネイティブには2種類いるということ。

  • こっちのレベルに気を使って、優しく話しかけてくれる人

  • 一切手加減なしの、ネイティブ全開の話し方をしてくる人

当時の僕の英語力は、5歳児レベル。

だから自然と、同じくらいの語学力の留学生と仲良くなる。中国、ブラジル、サウジアラビア、韓国、台湾。語学力が近いとお互い遠慮がいらんから、仲良くなりやすい。

ちなみに韓国と台湾の子は発音がめちゃくちゃ綺麗で、単語もめっちゃ知ってる人が多かった。受験戦争+英会話教育みたいなのが流行ってるらしく、感覚的には日本人の平均より圧倒的に話せる人が多い気がする。

台湾を旅行したことがある人はわかると思うけど、街中に異様な数の英語塾みたいなのが大量にある。コンビニぐらいあるんちゃうかっていうぐらい英語塾がそこら中にある。

東京もそんな感じになってるけど、多分香港、韓国、台湾みたいな経済規模が小さい国は、親が子供に豊かな暮らしをしてほしいと思った時のロールモデルが、アメリカなどの給料の高い国に移住することが最優先になってて、トップの大学を出た人たちはみんなアメリカに就職するのを夢見ている。

ちなみに当時の僕はサンフランシスコの現地で働いてるエンジニアと英語で議論する、っていうレベルには程遠かった。半年そこらで身につけた英語のコミュ力では深いところまで入っていけない。結局なんだかんだ、日本人とつるむことが多かった。

「現地にいる」と「現地に入れてる」は全然違う。これを痛感したのがサンフランシスコやった。

10年前、当時インターンしてた会社にサムアルトマンが遊びに来た

最強の英語教材はワイフやった

幸いにも、留学中に今のワイフに出会えた。ここから毎日英語で話す生活が始まる。

最初は学習意欲もめちゃくちゃ高くて、単語を勉強したり、いかにも勉強っぽいことをたくさんした。でも振り返ると、一番効いたのは勉強じゃなかった。

毎日の雑談と電話。つまり、速いレスポンスで情報をやり取りし続けること。これが最強のトレーニングやった。脳トレっぽい。

教材で1個だけ挙げるなら、青い表紙の『瞬間英作文』。 とにかく疑問文を練習して「相手に質問し続ける」スタイルで会話をつなぐ。自分が長く話せなくても、質問さえできれば会話は成立する。これでなんとか英語で生活が回るようになった。

ここまでが1つ目の壁の話。 本題はここから。

「日常会話ができる」は、ゴールじゃなくて牢獄

今の僕は、日本語で伝えたい内容を英語で伝えることは、だいたいできる。

でも、だからこそ伸びなくなった。

手持ちのボキャブラリーの中で文章を組み立てて、伝えることが「できてしまう」。できてしまうがゆえに、その先の英語。きれいに話す、人前で1人で長くスピーチする、みたいなタイプの英語力が全く伸びなくなった。

5歳児は10歳、15歳になるにつれて、いろんなボキャブラリーを吸収して、複雑なことを説明できるようになって、頭が良い感じの話し方を自然に身につけていく。人間は大人になる過程でそれを勝手に吸収する。

でも第二言語で30歳を超えてると、そうはいかんらしい。

あるときChatGPTにこう言われた。 「30歳を超えた脳は、新しい第二言語をネイティブのように話すインセンティブがないと判断して、それ以上成長しない」

いや、悔しすぎるやろ。

少なくとも僕はこれを覆したい。

ウィットに富んだジョーク。ちょっとひねった表現。「この人ちゃんと教養のある人やな」と思われるような話し方。そこまで行かないと、世界で戦っていくのは正直難しい。

「ただ話せる」から、その先へ。この大きなジャンプをどう跳ぶのか。僕は長いこと考え続けてきた。

人を思いやるような相槌の打ち方や、優しい返しを自然にできるようになりたい。ただ、情報を交換するだけの英語力は、ターミネーターに出てくるシュワちゃんみたいな喋り方になってしまう。
I'll be back的な

英語の僕

ないなら作るしかない。それが個人開発者

考えた結果、自分でアプリを作り始めた。自分が理想やと思う英語学習アプリを。

Inko(インコ)っていうAI英会話アプリ。

今できることはこんな感じ。

  • AIと音声で会話できる。相手のレベルは自分に合わせて調整できる

  • 自分が間違えたところを指摘してくれる

  • 間違えたところを何回も練習できる

  • 自分の会話内容に応じてポッドキャストを作ってくれる。自分専用の英語学習ポッドキャストで、ながら学習ができる

  • 発音を徹底的に鍛えるために、先生の発音と自分の発音をデータ分析で比べられる

市販の教材は当たり前やけど「みんな用」に作られてる。でも2つ目の壁を越えるのに必要なのは、自分の会話、自分の間違い、自分の言いたいことから生まれる「自分専用の教材」なんよ。

究極的には写輪眼になるしかない

まだ実装してないけど、構想中のキラー機能もある。

1つはシャドーイング。

だいたい話せるようになった人間が次のレベルに行くには、究極的には写輪眼。つまり究極のコピー忍者になるしかないと僕は思ってる。昔から効果があると言われ続けてるシャドーイングってやつ。これを徹底的にやり込める機能は絶対作る。

カラオケから着想を得た。
例えば、レオナルド・デカプリオみたいに話したいってなったら、短い動画や音声をシャドーイングして、『95点!!!』みたいな感じで判定したり、ここをもっとねちっこく言い回すように!とか専属コーチが鍛えてくれる

「ここをもっとオーバーに話してみて!」みたいなのを録音と自分で確認を繰り返して練習していく。モノマネに近いと思う。でもこの執着こそが向上に必要なもの。

もう1つは「一回の発話量」を鍛える機能。

「伝わればOK」を優先して会話してると、相手がたくさん話して自分は短文で返す、っていう癖がついてしまう。でも英語話者の特徴は、一回の発話の情報量が多いこと。

What's your favorite food?って聞かれたら「Ramen」で終わってしまうやつ。TOEFLとかやとこれはアウトなやつ。

キャッチボールで例えると、日本人はボールの保有時間がめちゃくちゃ短くて、短い文章を素早く投げ合う。英語や中国語は、1回あたりのスピーチの量も時間もめちゃくちゃ長い。ここを鍛えないと、いつまでも「相槌の人」で終わる。

あと、僕は仕事柄カメラに向かって話したり人前で話すことが多いので、スピーチのトレーニング機能も作りたい。

① 1分、3分、5分、カメラに向かって拙い5歳児英語で話す
②「このシチュエーションなら、こう言えばもっと良く聞こえる」を徹底的に洗い出す
③自分の文字起こしを改善した下書きを作ってくれる
④そこからフラッシュカード、ポッドキャスト、発音練習と、あらゆる角度から自分専用の教材を量産
⑤それをひたすらこなす

このサイクルを回しまくる。

生成AI時代に、あえて1つのプロダクトに長く向き合う

正直に言うと、しばらく「アプリを1つ真剣に開発する」っていう経験をしてなかった。

生成AI時代になって「ポン出しでこんなのが作れました」「リッチなUIのテトリスが一発でできました」みたいな情報が毎日流れてくる。それはそれですごい。

でも僕が今欲しいのはそれじゃないんよ。

生成AIを駆使して、本当に人が欲しがる、人が喜ぶプロダクトを何年もかけて作り続ける。このやりがいこそ、僕が今1番欲しいもの。だからこの時代に、あえて1つのプロダクトに長く向き合うことにした。

しかもこのアプリ、ちょっとおもろいモチベーション構造になってる。

僕自身が被験者第1号であること。

自分で人体実験をして、このアプリを改善しまくればしまくるほど、僕の英語力も伸びる。アプリの成長と自分の成長が完全に一致してる。開発が続く理由として、これ以上のものはないと思う。

最後に

もしあなたが、

  • 英語をやり直したいけど何から始めればいいか分からない

  • 日常会話はなんとかなるのに、そこから伸びない

  • 「ただ話せる」の先の、ちゃんと知的に話せる英語が欲しい

のどれかに当てはまるなら、ぜひInkoを使ってみてほしい。

今は毎日のように新しいバージョンをApp Storeに上げてる。年間サブスクをしてもらえれば、すごいスピードでアプリが改善されていくのをリアルタイムで楽しめると思う。

インドの語学学校で挨拶から始めた5歳児英語の僕が、2つ目の壁を越えていく過程を、このアプリと一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。

📱 Inko - AI英会話コーチ https://apps.apple.com/app/id6793942168

それでは、ハッピー英語ライフ!!! じゃ!また!

P.S.
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個人開発で世界一の語学学習アプリ作って、日本から一緒にGo Globalでブチ上げていきましょう!

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