RIZIN師走の超強者祭り を見たアラフィフおじさんの感想 -前編-
本物志向の本場MMAのUFCに比べて、エンタメに振り切ったお祭り感のあるRIZINは単発の試合をYouTubeで見るぶんには楽しめますが、高額?なPPV料金を払って見るまでもないかな…と思っていました。
ところが「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」の各選手の映像や煽りVTRなどを見ているうちにズルズルと引き込まれてしまい、思わずポチってしまいました。
…というわけでU-NEXTで見た大晦日のRIZINの感想です。
試合結果は以下のリンクからどうぞ。
第1試合:芦澤竜誠 vs ジョリー

見た目から「真剣にMMAに取り組んでいないな」とわかる芦澤は、国内MMA最高峰のRIZINには完全に場違いなのですが、何故か負けても負けてもオファーが来る不思議な選手です。
一方のジョリーはブレイキングダウン出身のファイター。
芦澤がどれだけ弱くてもさすがにジョリーには負けないだろうという世間の予想を裏切り、開始25秒で一本負け…。
正直なところRIZINのリングに上がれる実力がないので、真剣に練習してDEEPあたりで実績を積み上げてほしいところですが、RIZINは芦澤をどのように評価しているのでしょうか?
だいぶ前に撮影されたRIZINのYouTubeで「UFCに行く」みたいなことを真顔で発言しているのを見て、他の選手たちとは見ている景色が違うんだな…と呆れてしまいました。
第2試合:雑賀“ヤン坊”達也 vs “ブラックパンサー”ベイノア

パンクラスでは実績があるものの、RIZINのリングではなかなか結果が出せないヤン坊と、マッスルグリルのスマイル(井上雄策)と究極の塩試合を繰り広げたベイノアの試合は、スタンドからのキックでヤン坊のKO勝ち。
ベイノアは当初ノジモフと戦う予定でしたが、ライト級王者のサトシの対戦相手の野村駿太が怪我で欠場してしまったことで、ノジモフが対サトシにシフトして、ヤン坊が年末の家族との予定をキャンセルしてベイノアと対決することになりました。
もし野村駿太が欠場していなければ、ベイノアはノジモフと対戦していましたが、ヤン坊との試合を見る限りでは相手が変更にならなかったとしても結果は同じだったかもしれません。
RIZINライト級の外国人選手はなかなか厳しいような気がするので次戦は矢地祐介あたりどうでしょうか。
第3試合:篠塚辰樹 vs 冨澤大智

立ち技限定で圧勝した篠塚 vs 冨澤がMMAルールで再戦。
ストライカーの篠塚はMMA初戦でヒロヤに圧倒されてしまい、寝技の対応ができていない印象を受けたので、立ち技オンリーであれば圧倒出来た冨澤でもちょっと厳しいのでは?と思ってしまいましたが、しっかり対応してきたようで冨澤を打撃で圧倒していました。
RIZINフライ級の上位は寝業師が多いので、どこまで勝ち上がれるかは微妙な気がしますが、頑張ってほしいですね。
第4試合:後藤丈治 vs ホセ・トーレス

RIZINバンタム級期待の後藤。
終始プレッシャーをかけてくるホセトーレスに下がりながら打撃を繰り出す展開が続きましたが、最終ラウンドに完全に捕まってしまいました。
2Rまでお互いこれといった有効打はなく3Rで上を取ったホセトーレスが有利かな?と思いましたが、序盤の打撃を評価された後藤が3-1で勝利。
所々でホセトーレスに圧をかける場面もありましたが、どちらかというと待ちの態勢での展開が続いたので、このあたりを改善しないと上位陣に食い込むのは難しいような気がしました。
第5試合:神龍誠 vs ヒロヤ

目立った戦績も実績もないのにRIZINに出続けているヒロヤを見ていると、同じように大した実績もないのにPRIDEに出続けていた松井大二郎を思い出します。

戦績を見れば分かるとおり、実力に見合わないマッチメイクをされて負けが目立ちますが、桜庭和志と同じ高田道場所属だったからなのか、バーターで呼ばれていたのかもしれません。
ただし松井大二郎と決定的に違うのは、ヒロヤにはファンが結構いるというところでしょうか。朝倉未来チャレンジ1期生で注目を集めたからなのか、他に理由があるのかは分かりませんが、なぜか会場では結構な声援を集めています。
…というわけで健闘はしましたが、神龍に敵うわけもなく下馬評通りの結果に至りました。
今年は神龍 vs アリベク・ガジャマトフが見たいです。
第6試合:カルシャガ・ダウトベック vs 久保優太

シバターに「元RIZINフェザー級チャンピオンに勝った男に勝った男」という肩書を与えてしまった男、久保優太はMMA転向後に太田忍に敗れたものの、その後は連戦連勝。
2024年の大みそかにシェイドゥラエフにボコられて連勝がストップしてしまいますが、着実に実力をつけてきたキックベースのストライカー。
対戦相手は2018年のRIZIN初参戦時に朝倉未来に判定で敗れたものの、その後2024年に再度参戦してからは無敗の4連勝。
どちらも勝ってRIZINフェザー級タイトル戦線に絡んでいきたいと考えていたはずですが、久保優太の偶発的なアイポークでノーコンテストになってしまいました。
今年どこかで再戦してほしいですね。
第7試合:秋元強真 vs 新居すぐる

飛ぶ鳥を落とす勢いの秋元強真。
序盤は秋元の打撃を怖がって前に出ることができない新居でしたが、1R後半にそうも言ってられん!と前に出始めたところで左のテンカオを1発食らってしまい、直後の2発目で耐えられず悶絶KO…。
19歳でこの強さと勢いは凄いものがありますね。
ただ、他のフェザー級の選手と比べると線が細く感じられるので、フィジカルの強い外国人と対戦した時に今回のような打撃のキレを出し切れるのか若干の不安があります。
個人的にはフェザーよりもバンタム級でキレのある打撃で暴れまわってほしいです。
…というわけで後編に続きます。
