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宮崎の夜、晩飯ダブルヘッダー

宮崎といえば。
プロ野球のキャンプ地。
昭和40年代の、新婚旅行先。

正直、僕にはそれくらいのイメージしかありませんでした。
ごめんなさい。

熊本で震度7の地震が発生。
僕ら家族も、予定していた旅行ルートを大きく変更せざるを得なくなりました。

もともとは、福岡から九州新幹線で熊本入り、その後レンタカーで鹿児島へ向かう予定でした。

新幹線も在来線も停まってしまい、急遽東側ルートで鹿児島を目指すことになりました。ただし、東側には新幹線は通っておらず、特急列車の旅になります。かなり長いです。乗り換え待ち時間なども含めると、10時間くらいかかる。

そのため、途中の宮崎で一泊することにしました。

でも宮崎には、その長旅の疲れを一瞬で吹き飛ばす出会いが待っていました。

当日予約したホテルは、駅から少し離れていたので、タクシーを利用しました。運転手さんにオススメの食べ物を聞いてみると、「チキン南蛮」という答えが。

ジャイアンツとハネムーンしか知らなかった僕にとって、「チキン南蛮」は完全にノーマークでした。
食べに行かない理由がございません。

いやーもうね、この夜の我が家は長旅ボケで、少々クレイジーでした。
郷土料理を謳う居酒屋で、チキン南蛮の他、メヒカリの唐揚げ、刺身盛りをペロリ。もちろん、宮崎生まれの黒霧島をグビっと。

昭和の新婚さんの初夜に、思いを馳せます。
ドキドキしながら黒霧島で乾杯していたのでしょうか。

それほど大食いではない我が家。いつもならこれでお腹いっぱい、となるのに、どうせならこの後、宮崎牛も食べちゃおうと、まさかの晩飯ダブルヘッダー開催。

焼肉店へ。

ここのお肉が衝撃でした。

強火でサッと炙り、タレもつけずに噛み締めると、肉そのものの甘みと旨みが、噛むたびにじわっと広がってくる。
マッコリで油切り。最高。

今から半世紀以上前、この地で新婚さんたちも、ベッドの上ではダブルヘッダー、いや、トリプルヘッダーを繰り広げていたのだろうか。

そんなアホなことを考えた夜でした。

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