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【東京・町中華】チャーハン日本一を探す旅|伝説の5軒

こんにちは、パラッパラッパーな、たぶんひもです。

今回は日本一のチャーハンを求める、修験者の旅、第一弾ということで、東京の名店を巡っていきます。

結論から先に申しますと、この旅は「冒頭の2軒が提示する絶対的な基準に、この先どれだけの店が近づけるのか?」という、検証の旅になるかもしれません。それほどまでに圧倒的で個性的な、風神雷神と言っても過言ではない2軒から始めたいと思います。

兆徳 (本駒込) 玉子チャーハン

東京メトロ南北線・本駒込駅から徒歩数分、平日の12時15分頃に伺いました。 相変わらずカオスな佇まいの店先に安心しつつも、久々に対峙する「神チャーハン」を前に、胸の鼓動が高鳴るのを感じます。

以前、週末に訪れた際はとんでもない大行列でしたが、今回は平日の少し早めのタイミングということもあり、並びはわずか1組。10分ほどで着席することができました。

玉子チャーハン 焼き餃子3ケ (1,100円)

目の前に現れたのは、相変わらず塩のみという、極限までソリッドに削ぎ落とされたシンプルな味付けと、玉子とネギのみのミニマルな具材。
そして今回、新たな発見がありました、付け合わせの中華スープを一口啜った後にチャーハンを口に運ぶと、その味わいがさらに奥深く、四次元に変貌するのです。 このシンプルさの深淵を前に、私はまるで、仏陀の手のひらの上で転がされているかのような奇妙な全能感に包まれます。

美しく包まれた餃子もまた、名脇役としてのタスクを完璧に遂行してくれます。

我々人類は、AIやシンギュラリティを語る以前に、とうの昔から兆徳の中華鍋の中で、ただ転がされているだけの存在に過ぎないのかもしれません。


萬来園 (大井町) エビチャーハン

大井町駅から徒歩5分弱、商店街沿いをやや小走りで急ぐ私、 平日の小雨模様、こんな悪天候の日にこそ、あの名店へ滑り込むチャンスがあると考えたのです。

到着したのは12時45分頃、並びは7番目でした。「もう第一陣が入って、今は二巡目を待っているのかな」と思いながら列に加わったのですが、10分経っても一向に列が動く気配がありません。 「回転が遅いのか、それとも総入れ替え制なのか」などと思索を巡らせていたその時、スタッフの方がおもむろに出てきて、看板の札を『OPEN』へとひっくり返しました。 ……まだ開店していなかったんかーい、と心の中でセルフツッコミを入れつつ、運よく第一陣として無事に入店を果たします。

店内は、年季の入った壁紙が歴史を物語る一方で、木目の美しいカウンターや、完璧に整理整頓された厨房には、まるで星付きの高級店のような心地よい緊張感が張り詰めています。

席に着いた誰もが、示し合わせたかのように「エビチャーハン(1,000円)」をオーダー。
厨房で凄まじい火の芸術が始まると、客全員がスマホを操作する手を止め、固唾を飲んでその調理過程をただぼうっと見つめるという、実に奇妙で静謐な光景が広がります。
特に印象的だったのは、これでもかというほど豪快に投入される胡椒の量。そして、ベースのお米を徹底的に炒め抜いた後、主役のエビと少量のネギを投入して一皿ずつ仕上げていくという、緻密な2段階の工程でした。

やってきたチャーハンは一口食べた瞬間、胡椒の風味がギンギラギンにあからさまなほど効いています。
お米はかなり固めでやや小粒、それなのに、噛み締めると不思議なもっちり感も同居しているという、未体験で独特なテクスチャーです。
大ぶりのプリプリとしたエビは、さながら高級中華のクオリティ、私も含め皆、この至高のエビを宝物のように大切に口へと運んでいました。なんとも強烈な個性を放つ素晴らしいチャーハンを前に、始終、腰が抜けそうでした。

帰り際、終始お冷の残量を気にかけてくれていたお優しいおばちゃんに「ごちそうさま、美味しかったです」と伝え、この幸福な余韻とともに大井町の聖域を後にしました。

珍々軒 (上野) チャーハン

上野のアメ横に店を構える、言わずと知れた有名町中華、休日の12時50分頃に到着したのですが、目の前には15組ほどの長い列。
一瞬、少し腰が引けそうになりましたが、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!という覚悟を決めて並ぶことにしました。
待っている間は、ガード下のグラフィティを眺めたり、おばちゃんがキャベツを粉砕していく作業をぼうっと見つめたりして、ストリートの空気感を楽しんでいました。
予想よりも回転は程よく、40分ほどで着席、
なお、並びの先頭に到達するまでにオーダーを決めておくと、非常にスムーズです。

チャーハン (850円)

目の前に運ばれてきたのは、まさに理想的なパラパラ感。お米のひと粒ひと粒が丁寧に油でコーティングされており、塩気と旨味がガツンと脳を揺さぶります。 「これぞ下町の味」という圧倒的なアイデンティティを見せつけられるかのよう。 さらに、やや大きめの茶碗でサーブされる中華スープが、実に飲みごたえがあって重厚な濃口2重奏を奏でます。

店を後にする頃にも、相変わらず同等かそれ以上の行列が伸びていました。 とにかく、パンチの効いた濃い味の町中華チャーハンを愛する方であれば、間違いなくど真ん中に刺さるお味かと思います。

新雅 (江戸川橋) チャーハン

東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅から徒歩5分ほど、
平日の12時15分頃に到着したのですが、「やはり並んでいるだろうな」という予想は見事に的中し、12番目の列に加わることになりました。
店員さんが、食券の購入や手渡すタイミングを捌いてくれます、回転自体はそれほど早くはなく、外で35分、着席後もさらに10分弱ほど待ちました。 一品ずつ非常に丁寧に作られていること、そして数人分をまとめて調理するスタイルのため、オーダーの種類やタイミングによって提供の順番が多少前後するようです。

チャーハン (850円)

こちらのチャーハンには、中華スープとともにお新香がデフォルトで付いてきます。

主役のチャーハンは、焼豚の凝縮された旨味がたっぷりと米に染み渡っており、いわゆる下町のガツンとした町中華のそれと比べると、塩味はむしろ控えめで実に上品。 お米の粒はやや小さめで、パラパラ感の塩梅も程よく、まさに美味しいチャーハンの教科書のような仕上がりです。
そして特筆すべきはスープ、驚くほど繊細で上品な味わいに構築されており、これには新鮮な衝撃を受けました。
終盤にお新香を合わせていただくことで、心地よい味変とともにさっぱりと完食ができ、まさに菩薩系チャーハンといった感じでした。

店を後にする頃にも、行列が途切れず続いており、ランチタイムに訪れる際は、それなりの並びと時間にゆとりを持つ必要がありますが、間違いのない確かな美味しさに出会える名店です。


龍朋 (神楽坂) チャーハン 並

東京メトロ東西線・神楽坂駅からほど近い、裏路地の急坂の途中にその聖地はあります。 伺ったのは、平日の13時頃、 ランチのピークをわずかに外したのが功を奏したのか、並びは3組目、5分も待たずにするりと入店することができました。

店内は広すぎず、狭すぎず、どこかレトロで温かみのある雰囲気が、心地よい安心感を与えてくれます。

チャーハン 並 (950円)

オーダー後、想像を超える、ドラムンベース並の速さの到着に驚きました、、、おそらく、わずか3分ほどでしょうか。

さらに私を驚かせたのは、お馴染みの透明な中華スープではなく、一見するとお味噌汁のような、濁りのあるスープが添えられていたこと。口に含むと、カツオと魚粉の芳醇な旨味がどっと押し寄せる味わいです。
そして主役のチャーハンは、一口目から「あ、美味しい」と瞬間的に脳が即答。ゴロゴロと入った焼豚の旨味も相まって、れんげを動かす手が止まりません。 最初はそれなりに塩気が強いのかな?と思いきや、不思議なことに食べ進めていくと、むしろ他店よりも塩味自体は控えめであることに気づかされます。
質感としては油でお米の一粒一粒がコーティングされた、いわば「ヌルパラ」とでも形容すべき独特のテクスチャー。 さすがは都内屈指と謳われるチャーハンです。 もしも「チャーハンの中のチャーハン、出てこいや!」と、言うのであれば、その答えは、ここ神楽坂にあるのかもしれません。

今回は、冒頭の黄金の2トップを含めた名店を巡りました。
都内だけにとどまらず、今後は他のエリアでも続けていく予定ですので、ぜひお楽しみに。
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。





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