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【VOL.8】緑の深呼吸 ・上色見熊野座神社|太古の森 ・幣立神宮

こんにちは。

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

阿蘇神社で、復興に込められた人々の力強い想いに触れた後、今度は自然そのものが持つ深く、雄大な静けさの中へ。

訪れたのは、上色見熊野座(かみしきみくまのいます)神社。


鳥居の先は、緑が香る別世界

鳥居をくぐった瞬間、空気が明らかに変わります。

ひんやりと湿り気を帯びた風と、苔や土、濡れた葉が混じり合った濃い
「緑の香り」。

周囲の音がすうっと遠のき、世界の音量がひとつ下がったかのような静けさに包まれます。

自然と歩幅が小さくなり、心が落ち着いていくのがわかりました。

目の前には、どこまでも続くかのように見える石段の参道が伸びています。

長い階段が続きますので、ご自身のペースでゆっくり上がってくださいね。

参道の石段は、およそ260段。

決して楽な道のりではありませんが、不思議と焦る気持ちはありません。

靴底が石を踏む小さな音と、風が杉木立を揺らす音だけが、静かに響きます。

そして、意識していないのに、自分の呼吸がどんどん深くなっていることを感じました。

聞こえてくるのは、自分の足音だけ。

日常の喧騒から解放され、余計な情報が入ってこなくなると、静寂の中で聞こえるのは自分の呼吸のリズム。

すごくきれいな、光と影。 樹々の隙間からの木漏れ日が、苔むした石灯籠の上で揺れています。

強い光ではなく、点描のように柔らかな光が、目にやさしいです。

雨上がりの土の匂い、深い苔の匂い、杉の樹皮が放つ清らかな香りが、思考をシンプルにしてくれます。

静けさと空気が、強張っていた心と体をほぐし、自然と深い呼吸へと導いてくれました。


風が抜ける「穿戸岩(うげといわ)」

息を切らしながらも拝殿へたどり着き、静かに手を合わせます。

そして、もし体力に余裕があれば、ぜひ社殿の裏手にある小径をもう少しだけ進んでみてください。

その先には、巨大な岩壁にぽっかりと風穴が空いた**「穿戸岩」**が待っています。

「困難な壁を穿ち抜く」象徴として、合格や必勝にご利益があると伝えられています。

穴の向こうに見える景色を眺めながら、岩を吹き抜けていく風を浴びた瞬間、登ってきた疲れを吹き払ってくれるようでした。



所要時間:参道入口から穿戸岩まで、往復で50〜60分ほど見ておくと安心です。

服装:何よりも滑りにくい靴が必須です。
特に雨上がりは苔で石段が滑りやすくなります。
両手が空くリュックなどが便利です。

持ち物:飲み物、夏場は虫よけスプレーをお忘れなく。

おすすめの時間帯:人が少なく光が柔らかい、早朝から午前中が特におすすめです。

駐車場:神社近くに参拝者用の駐車スペースがあります。
(現地の案内に従ってください)

※最新の状況は、現地の掲示や公式情報をご確認ください。

太古の森 熊本・幣立神宮

上色見熊野座神社の、緑の参道で深い呼吸をした後、次の目的地は、熊本の山深い地に鎮座する幣立(へいたて)神宮。


幣立神宮ってどんな神社?

幣立神宮は、九州のほぼ中央、「へそ」にあたる場所にあり、「日本最古の神社」とも称される特別な神社です。

その歴史は神話の時代にまで遡るとも言われ、華美な装飾はありませんが、境内全体が太古から続く生命力に満ちています。

ここは、具体的なお願い事をするというよりは、森羅万象や自然への感謝を伝え、自分自身をリセットするために訪れたい、そんな清浄な聖域だと思いました。

国道沿いの駐車場に車を停め、鳥居をくぐり階段を上ると、車の走行音が遠のき、代わりに木の香りと湿り気を含んだ土の匂いがぐっと濃くなりました。

拝殿へと続くのは、約150段の石段。

この単調で静かなリズムを繰り返すうちに、頭の中がスッキリします。

そして拝殿の前に立った時、ふっと胸が軽くなるのを感じました。

御神木と水の聖域。


拝殿で静かに手を合わせたら、ぜひ本殿の右手にある御神木の前へ。

天を突くようにそびえ立つ巨木の前に立つと、自分の時間がいかに短いかを思い知らされます。

この木の年輪の一周分にも満たないのだと感じ、不思議と心が穏やかになります 。

ただ見上げて、その存在感を感じながら深呼吸するだけで、不思議な安心感に包まれます。

さらに奥へ進むと、**東御手洗(ひがしみたらい)**と呼ばれる水の聖域が広がります。

八大龍王が祀られる祠へと続く小径は、森のエネルギーが最も凝縮された場所のひとつです。

絶え間なく湧き出る水の清らかな音のリズムに歩幅を合わせていると、心が穏やかになっていくのを感じました 。

授与所:参拝の記念に、御朱印やお守りをどうぞ。
アクセス
アクセス:公共交通の便が少ないため車が現実的です。九州道「御船IC」から40~60分が目安。

駐車場:国道218号沿いに無料駐車場があります。

夏は虫よけ、雨予報ならレインウェアがあると安心です。

御朱印
受付:本殿横の授与所で書き置きをいただけます。

行事等で変わることもあります。

※最新情報は、現地の掲示や公式情報でご確認ください。


おわりに
もしあなたが少し疲れていたら、上色見熊野座神社と幣立神宮を訪れてみてください。

「大丈夫、まずは深呼吸してみよう」と、静かで神聖な場所が教えてくれます。

阿蘇神社で受け取った感謝の温かい気持ちと、この神社の静かな力をいただいたら、帰り道は、来た時よりも一段と明るく、足取りまで軽くなると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が、あなたの次の旅へと、背中をやさしく押せますように。

どうか良い一日をお過ごしください。

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