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自転車旅の途中で山に登る

利尻岳、羊蹄山、樽前山、雌阿寒岳、八甲田山、剣山、石鎚山、霧島高千穂峰、開聞岳。
このくらいだろうか。
自転車旅の途中で山に登ってきた。

自転車で走っていると、山のそばを通ることがよくある。
そうすると、折角だから登ってしまいたくなる。

自転車旅は、峠から良い景色が見れることもあるが、山に登ると自転車旅とは次元の違う絶景が見れることが多い。

登山を計画に織り込むと、その分の日程を確保しなければならないから、限られた日程の中では、自転車旅としてはやや中途半端な計画になりがちで、難しい側面もある。
しかも折角登山用の日程を織り込んでも、天気が悪ければその日程分が浮いてしまうこともある。

だが、運良く快晴となったならば、素晴らしい山行に恵まれることもある。

そんな運の良い山行体験をしてしまうと、また山行を織り込みたくなってしまうのである。

少し前に、道北をツーリングした際に、利尻岳登山を計画に織り込んだ。
学生時代に登って以来、長い時間が流れて、また登りたくなったのだ。
利尻の場合、島に渡らなければならないから、ついでにちょっと登る、みたいな感じにはならず、日程も確り確保しなければならない。

しかも登山としてもそこそこ本格的な部類に入るから、装備もしっかりしなければならない。
予備日を確保する日程の余裕はないので、天気は一発勝負だ。
もし、天気が悪ければ、温泉に入って、ビールでも飲んでのんびりするしかない、と覚悟して計画を立てた。

実際に走り出すと、このツーリングはずっと天気が悪い日が続いた。
もはや諦めモードでフェリーに乗り込んで、利尻に渡った。

だが、この賭けは大逆転の結果となった。
登山の日だけ、快晴となったのだった。

登りはじめは、ガスの中だったが、中腹からガスを抜け、雲の上にでた。
登り続けると、利尻の山頂が眼前に姿を現した。
山頂に辿り着くと、360度の大展望が待っていた。

素晴らしい山行となった。
そして、その翌日はまた悪い天気に戻った。

長くやっていると、こんな自転車旅もある。
また、自転車旅の途中でどこかの山に登るのかもしれない。


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