メルトダウンする伯爵
世界を明るい光で照らすギラギラの太陽。
伯爵様は太陽の光を浴び、身体が少しずつ溶けていく。
秘書である私は、溶ける伯爵様を看取る。
伯爵様はドラキュラなので、太陽は宿敵だ。
だが、伯爵様は好きな女のために、こうして太陽の光を浴びている。
相手の女は逆に月が苦手で、伯爵様とは真逆。
二人が知り合ったきっかけは出会い系アプリらしい。
まさか伯爵様がそんなアプリを使っていたとは……。
「伯爵様、わたしのためにありがとうございます」
女はそう言いながら、伯爵様に寄り添う。
出会いはどうあれ、二人は惹かれ合っていた。
伯爵様の身体は、半分以上溶けている。
「伯爵様がいなくなったら、わたしが屋敷をいただきますので安心して下さい」
……女は伯爵様ではなく、屋敷が目当てだったのか。
「あとは……頼む……」
伯爵様は一筋の涙を流し、私に言った。
「……分かりました」
伯爵様の命を受け、ナイフを取り出し、女の心臓部を突き刺した。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。
