風を治すクスリ
地下シェルター内で行われている地上風治療会議。
参加している人達は、全員難しい顔をしている。
今、ここでは風に悩まされていた。
いつからか、台風並の突風が吹くことが当たり前になり、今では建物が飛ばされる程の超突風となっている。
地上に住めなくなった人類は、地下で住むようになったのだ。
当時流行っていたマリリン・モンローごっこを見たかったが、どうやらズレが発生したらしい。
会議が始まって一時間。
案が出ず、全員「うーん」と唸るばかり。
「いっそのこと、バーン!と沢山の核を打ち込めばいいんじゃね?」
俺がそう言うと、全員こっちを向き、俺に注目が集まる。
会議室内がざわつき始めた。
核を座薬に言い換えた冗談が、未来では地上を治すきっかけとなっている。
核に積む燃料薬は、ここの時代の人達に考えてもらおう。
「ところで、君は誰だ?」
「……え」
再び俺に注目が集まる。
「やべぇ!テレポート!」
俺は急いで未来へ戻った。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。
